東海大相模の150キロ右腕・福田拓翔投手が大学進学へ「4年後にドラフト1位」目指す

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184cmの長身から150キロの速球を投げ、昨年夏の甲子園で活躍を見せて注目されていた東海大相模の福田拓翔投手が、プロ志望届を提出せずに大学に進学する意向であることがわかった。

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故障でプロ入りの意志を封印

福田拓翔投手は184cmの右腕投手で、東海大相模では入学時から注目を集めていた投手で、昨年夏の甲子園では、3年生の藤田琉生投手(北海道日本ハムドラフト2位)と共に長身の左右腕として快投を見せた。

このまま順調に行けば、今年のドラフト会議の1位指名の有力候補になると見られていたが、右腕の故障により2年秋から登板が減り、今年は春の大会などで復活を試みたものの、昨年までの球速は出ておらず、夏の神奈川大会では日大高戦で先発し、7回3安打2失点と好投を見せると、続く向上戦でもリリーフで3回を投げて1安打4奪三振と、その素質の高さを見せたものの、横浜高戦ではリリーフで4回を投げ3安打4四死球で4失点と全国の強豪には通用しなかった。

入学時からプロ入りの意思があり、昨年の藤田投手のように、3年で成長を見せてドラフト1位でという思いもあったが、夏の大会終了後「けがもあって決められない」と話しており、この日、「今は、プロ野球選手になるという夢から、4年後にドラフト1位でプロに行く、という夢に変わっている」と話し、プロ志望届を提出せずに大学に進学する事を明らかにした。

ケガとの向き合い方

健大高崎の佐藤龍月投手が2年夏の終了後にトミー・ジョン手術に踏み切った。そしてこの夏に、元の状態までとは行かないまでも、力のある球を投げれる所まで復活し、プロ志望をすると見られている。

昨年のドラフト会議でも、生光学園の川勝空人投手(北海道日本ハム育成ドラフト1位)や神戸国際大付の津嘉山憲志郎投手(福岡ソフトバンク育成ドラフト7位)が、やはり下級生の時に素晴らしい球を投げたものの、3年時は故障などの影響で本来の球が投げられず、育成ドラフトでのプロ入りとなっている。

福田投手は、プロ志望届を提出していたら、手術なども折り込んででもプロが指名したと思う。しかし、プロ入りを一旦保留し、大学でまずは故障の状態を戻し、そして成長した姿を見せてのプロ入りを選択した。

こればかりは人生の選択で、何が正しいというものはないと思うが、今年のドラフト会議において、福田投手は石垣元気投手と並ぶくらいになると期待をしていたので、非常に残念だった。しかし、逆に2029年のドラフト会議が楽しみにもなる。

大学では下級生の間に治せる所は治し、そして大学3年くらいから投げるくらいで、4年生に標準を合わせてほしいと思う。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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