第56回明治神宮野球大会は15日に準々決勝が行われ、名城大学(愛知)が杏林大学(関東)に延長10回タイブレークの末、3-2で劇的なサヨナラ勝利を収めた。2年後のドラフト候補として注目される最速153キロ右腕・天野京介投手(2年=愛産大工)が神宮初先発。8回途中2失点と粘りの投球を見せ、今大会限りで勇退する安江監督に勝利を捧げた。
神宮初先発で7回1/3を2失点、無四球の快投
2年後のドラフト候補が、聖地のマウンドでその片鱗を見せた。神宮初先発となった天野京介投手は、この日、最速153キロの速球を抑えめにし、140キロ台のストレートと変化球で抜群の制球力を披露。85球を投げて67球がストライク、無四球と、安定した投球でアウトを積み重ねた。
ビハインドの場面で8回途中でマウンドを降りたが、7回1/3を6安打2失点と試合を作った。その好投に応えるように、チームは延長10回タイブレークの末に逆転サヨナラ勝ち。劇的な勝利で4強進出を決めた。
勇退する監督へ「ナイスピッチング」
今大会限りで勇退する安江監督も、2年生エースの堂々たる投球に「ナイスピッチング」と目を細めた。天野投手も「4年生と監督が最後なので全力でプレーする」と、次戦へ向けて決意を新たにした。
天野投手は愛産大工業時代に150キロの速球を投げており、2023年のドラフト会議で注目投手だったものの、指名はなく大学に進学した。その高いポテンシャルは、まだまだこんなものではない。既に2年でエースとなっており、2年後には、ドラフト1位候補として注目される投手になるだろう。
天野 京介 プロフィール
- 氏名:天野 京介(あまの きょうすけ)
- 所属:名城大学 2年
- 出身:愛産大工業高校
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2027年ドラフト候補。最速153キロを誇る本格派右腕。神宮大会準々決勝で公式戦初先発し、7回1/3を2失点、無四球と好投した。
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