埼玉西武は9月2日に所沢市の球団施設で入団テストを行い、35人が受験した。
何人もかかる
この日は国内の独立リーグでプレーする選手や、既にプロ志望届を提出している高校生など、全国から35人が参加して入団テストが行われた。映像などを見て1次審査を行った上での35人だったという。
視察していた潮崎編成ディレクターは「足の速い人間、長打が打てる人間、球の速い人間、技術の投球ができる人間といろいろそろえてやっています。面白い人間がそろっていますよ」と話す。
体力測定、実技試験を行ったが、現在、チームに所属する選手とデータや実技の比較をして合否の参考とするというが、潮崎氏は「こういう選手はこう伸びるんだというデータを集めている段階ですね。将来的な正解に向かって試行錯誤しているところです」と話した。
昨年は入団テストに参加した、徳島インディゴソックスの日隈モンテル選手を、育成ドラフト2位で指名しているが、「将来的なライオンズの考えとして、3軍戦を十分な試合数こなすという意味では、今の人数ではちょっと少ないのかなという部分があります」と話し、「必ずあると思います。何人もかかると思います、今回は」と、昨年よりも多くの人数がこの入団テストから指名されると話した。
この日の合格者をスカウト会議で話し合い、ドラフト会議で指名された選手が最終的な合格者となる。
ソフトバンク、巨人、オリックスの3球団が3軍制を導入して育成ドラフトで大量指名を続けており、近年ではオリックスが育成出身の選手の活躍によってパ・リーグを連覇するなどその効果を発揮し始めた。埼玉西武もそれに続いていく形になると思うが、まだ3軍制に力をあまり力を入れていない他球団がどうなっていくのかも見ておきたい。
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