5日に開幕する第108回全国高校野球選手権大会に出場する仙台育英(宮城)は、2日の甲子園練習に登場。1日の組み合わせ抽選で南北海道の札幌日大との開幕試合を引き当てた。宮城大会で打率6割超えを記録したプロ注目のスラッガー・田山纏外野手(3年)が、昨夏3回戦で敗れた悔しさを胸に、「甲子園の借りは甲子園で返す」と雪辱を誓った。
1年ぶりの聖地、田山選手が誓う雪辱
35度を超える中で行われた甲子園練習だったが、仙台育英ナインは汗を流して打撃練習などをこなした。宮城大会で13打数8安打11打点と猛打を発揮した田山纏外野手も打席に立ち、1年ぶりの雰囲気をかみしめた。「やっと戻ってきたなという気持ち。県大会からずっと調子が良かったので、自信をもって自分の力を発揮したい」(スポーツ報知)と気合十分に語った。
昨夏は3回戦で沖縄尚学に敗れ、聖地を去った。エースの末吉良丞投手(当時2年)を相手に、自身も3打数無安打と歯が立たず、悔しい結果に終わった。それだけに「甲子園の借りはしっかり甲子園で返せるように」と燃えている。2度目の聖地で、パワーヒッターが雪辱を果たすべく暴れ回る。
高校通算24発、開幕戦へ「初球本塁打」を宣言
高校通算24本塁打を誇る田山選手は、5日の開幕試合へ向けて初球本塁打を宣言した。「去年はファーストスイングでフェンス直撃。今年は1打席目初球を本塁打にしたい」と力強く語った。
昨夏は鳥取城北との1回戦に1番で先発し、1打席目で左越え二塁打を放っていた。「去年より力強くなった自信がある」と、大会1号も視野に入れる。宮城大会で打率6割を超える打棒を見せた大砲が、開幕からいきなり甲子園を沸かせる。
2年生二遊間も
昨年夏に1年生二遊間として注目された有本豪琉内野手、砂涼人内野手(ともに2年)は、2年生二遊間として再び聖地に立つ。この日は土の感触を確か、砂内野手は「去年経験させてもらった通り。自分たちのグラウンドは人工芝でまだ慣れない。これから初戦までの練習で慣れていきたい」と順応を誓った。この1年間、二人はコンビネーションにも磨きをかけてきた。有本内野手は「当たり前のことをやりきることにこだわって。二遊間という大事なポジション。自分たちで声をかけ合って守備を盛り上げていきたい」と力を込めた。
チームを率いる須江航監督は、対戦相手の札幌日大の分析も「昨日の夜に終わりました」と話し、「しっかり丁寧に野球をするチーム。チームカラーはうちと似ている」と印象を語った。好選手が揃う仙台育英だが指揮官は「優勝候補あたりに入るレベルはまだ持っていない。完成度は本当に高くないので。一戦ずつ強くなれたらいいなと思っている」と話す。
2022年に史上初めて白河の関越えを果たした仙台育英が、以来4年ぶりの頂点を目指す。そのためには1戦1戦強くなっていく必要がある。
【田山 纏】 プロフィール
- 氏名:田山纏(たやま・まとい)
- 所属:仙台育英高校(3年)
- ポジション:外野手
- 主な特徴や実績:高校通算24本塁打を誇るプロ注目のスラッガー。今夏の宮城大会では13打数8安打11打点、打率6割超えと打棒が爆発し、チームを4年ぶりの甲子園出場に導いた。昨夏は鳥取城北戦で1番として先発し1打席目に左越え二塁打を放ったが、3回戦で沖縄尚学に敗れて悔しさを味わった。「去年より力強くなった自信がある」と、雪辱を期す2度目の聖地では開幕試合での初球本塁打を宣言。大会1号での飛躍が期待される。













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