2024年夏の全国制覇校・京都国際が、京都大会3連覇を目指したこの夏は準々決勝で姿を消した。第108回全国高校野球選手権京都大会の準々決勝が23日、わかさスタジアム京都で行われ、京都国際が京都翔英に2―7で敗れた。プロ5球団のスカウトが視察する中、プロ注目左腕の西田櫂吏投手(3年)は7回から救援登板したが、指のマメがつぶれたアクシデントを抱えながらの投球で3安打4失点(自責3)。「チームを勝たせたかった。本当に悔しいです」と目に涙を浮かべた。試合後にはプロ志望を表明した。
同点の7回に救援も勝ち越し許す、マメつぶれる中での力投
試合は初回、京都国際が小川礼斗主将(3年)の右前適時打で先制し、幸先よく主導権を握った。先発したのは背番号10の右腕・新宅史弥投手(3年)、最速148キロを投げる注目投手の一人で、3回まで4三振を奪うパーフェクト投球で試合の流れをつくったが、4回にヒットと捕逸で1死三塁を招くと、内野ゴロの間に同点に追いつかれた。
1―1で迎えた7回、新宅投手が死球や安打で1死二、三塁のピンチを招くと、ベンチはエースの西田櫂吏投手を投入した。「自分が絶対に抑える」と覚悟を決めてマウンドに立ったが、制球が定まらない。勝ち越しの左前適時打を浴びると、暴投やスクイズ、自らの野選なども絡んで一気に4点を失った。9回にも失策が絡んで2点を献上し、途中降板となった。
西田投手はこの日、4回戦の乙訓戦で試合途中に血マメが破れるアクシデントを抱えていた。小牧憲継監督(43)は「血マメがつぶれた状態で起用をしてしまった。流れを引き戻してもらいたかった」とチーム事情を明かした。それでも本人は「痛いとかは関係ない。気持ちで投げてました」(スポーツ報知)と唇をかんだ。6回1/3を3失点で降板した新宅投手は「実力不足」と悔しさをにじませた。
5球団視察のプロ注目左腕、揺るがぬプロ入りへの決意
この日はネット裏でプロ5球団のスカウトが視察、北海道日本ハムの村田スカウトは西田投手の投球を高く評価した。
北海道日本ハム・村田スカウト:「指にかかったボールが良かった。素材はいい、センスを見せてもらった」
高校最後の夏は京都大会で幕を閉じたが、プロの道へ進む決意に変わりはない。卒業後の希望進路について「プロ野球選手になりたい」とプロ志望届の提出を明言した西田投手は、「絶対に負けない投手になります」と前を見据えた。ドラフト会議では下位で指名される可能性があると見られる。
【西田 櫂吏】 プロフィール
- 氏名: 西田櫂吏(にしだ・かいり)
- 所属: 京都国際高校(3年)
- ポジション: 投手(左腕)
- 主な特徴や実績: プロ5球団のスカウトが視察したプロ注目の大型左腕。2024年夏に全国制覇を果たした京都国際のエースで、夏の京都大会準々決勝の京都翔英戦では7回から救援登板した。指の血マメがつぶれるアクシデントを抱えながらもマウンドに立ち、気持ちで投げ抜いた。敗戦後にはプロ志望届の提出を明言しており、「絶対に負けない投手になる」と誓う左腕の今後の成長が期待される。














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