昨夏の甲子園で優勝投手となった沖縄尚学の左腕・末吉良丞投手(3年)が、背番号1を背負って聖地に帰還した。8月5日に開幕する第108回全国高校野球選手権大会に向け、31日に始まった甲子園練習に登場。4季連続出場のマウンドで「甲子園のマウンドってこんな感じだったな」と慣れた様子を見せ、夏の2連覇へ静かに闘志を燃やした。
背番号10からの奪還、再び背負う「1」
1年ぶりの聖地のマウンドで、末吉良丞投手は投球練習をこなし、感触を確かめた。昨夏は2年生ながら背番号1をつけて全6試合に登板し、決勝の日大三戦で優勝投手となったが、今夏の沖縄大会では左ひじのコンディショニング不良で背番号10を背負い、調子も思うように上がらなかった。それでも徐々に本来の投球を取り戻し、甲子園では昨夏と同じ「1」を再び手にした。
「夏の地方大会で10番をもらって“このままでは終われないな”という気持ちだけでやってきた。最終的に1番を取れてよかったです」と、エースナンバー奪還への思いを語った。比嘉公也監督とともにマウンドで状態を確かめた末吉投手は「沖縄大会はどちらかと言うとプレッシャーがあるように見えましたが、比較的力が抜けてきていい状態」(日刊スポーツ)と、仕上がりに手応えをのぞかせた。
ダブルエースの共闘、目標は「全員で優勝旗を」
新チーム発足時から、指揮官とナインが掲げてきた目標は「全員で優勝旗を持ち帰る」ことだった。末吉投手は「地方大会よりも、よりわくわくしています」と話した。
今夏の沖縄大会で背番号1をつけていた新垣有絃投手(3年)は、甲子園で10に変わった。「本当は1番をつけたかった」と本音をのぞかせつつ、新垣有絃投手は「末吉がエースなので。信頼して、自分のやるべきことをやってチームの勝利に貢献できる投球をしたい」と、ダブルエースとして頼もしく共闘を誓った。
夏2連覇へ、目の前の一戦一戦を
4季連続の甲子園となる末吉投手にとって、この夏は最後の挑戦となる。「夏2連覇を大きい目標にして、まずは目の前の一戦一戦を大事にやっていきたいです」と力を込めた。再び沖縄に優勝旗を持ち帰るべく、エースの戦いが始まる。
【末吉 良丞】 プロフィール
- 氏名:末吉良丞
- 所属:沖縄尚学高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:左投
- 主な特徴や実績:昨夏の甲子園で2年生ながら背番号1を背負い、全6試合に登板。決勝の日大三戦を制して優勝投手となった左腕。今夏の沖縄大会は左ひじのコンディショニング不良で背番号10としながらも徐々に本来の投球を取り戻し、甲子園では再びエースナンバー「1」を奪還した。4季連続出場となる聖地で、チームの夏2連覇を目指す。










コメント