駿台甲府の平井智大投手が１５１キロで４回１失点、ヤクルトなど４球団視察し巨人スカウト部長が評価

夏の高校野球山梨大会では、駿台甲府の150キロ右腕・平井智大投手が自己最速を更新する151キロを数度記録した。巨人・東京ヤクルトなど4球団のスカウトが視察した。

次のピッチングが楽しみ

日本航空との試合は6回に2番手で平井智大投手が登板すると、190cm98kgの体から角度のある強いストレートを投げ、ストレートは自己最速を更新する151キロを記録した。「春から意識して取り組んできた上半身と下半身の連動が自分の納得する形になってきたので最速１５０キロ超えができたと思います」と話す。

4回を投げて2安打1失点で6-1で勝利すると、「スピードにはそれほど関心はないです」と話した。但田監督も冷静も「いずれ大台は出ると思っていました。もっと出るとは思います。上のレベルで成長してほしい」と話した。

この日は巨人やヤクルトなど4球団が視察し、巨人の水野スカウト部長は「体も大きくまっすぐが力強い。次の山梨学院との準決勝でどんなピッチングをするか楽しみ」と話した。

次戦はセンバツ覇者の山梨学院戦、昨夏は準々決勝で対戦し、平井投手が先発して6失点し敗れた相手だが、「イニングごとの先頭を意識し、目の前のバッターを１人１人抑えたい」とリベンジに燃える。

王者を相手にどんな投球をするのか非常に注目される。