東京六大学野球の早大で遊撃手としてプレーした渋谷泰生選手(22)が、海を渡って野球を続ける事がわかった。マネジメント契約を結ぶ「IAA SPORTS」が27日、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1の米カリフォルニア州立大サクラメント校への進学を発表した。今春に早大を卒業した内野手が、米大学最高峰の舞台へ挑む。
静岡高から早大へ、正遊撃手としてリーグ3連覇に貢献
渋谷泰生選手は、静岡高から早大スポーツ科学部へ自己推薦入試で進んだ。シュアな打撃と高い身体能力を生かした守備を武器に、3年秋にリーグ戦で初出場を果たすと、4年となった25年春からは遊撃手として出場し、秋に正遊撃手としてレギュラーを獲った。
2025年春は規定打席に達しなかったが7試合で打率4割1分4厘、7打点をマークし、リーグ3連覇に貢献した。秋は12試合に出場し、打率2割3分9厘、8打点と勝負強い打撃で存在感を示した。今春に早大を卒業したが、その後の進路は明らかになっておらず、次のステージが注目されていた。
選んだ道はアメリカ、「よりグローバルな人材へ成長したい」
渋谷選手はアメリカの大学で挑戦する道を選択した。決断の理由について、「異なる文化に触れながら語学力を身につけることで、よりグローバルな人材へ成長したいと思いました。早稲田大学野球部で4年間過ごし、野球選手としてだけでなく、人間としても大きく成長させてもらったので、アメリカでも野球はもちろん、学位取得、語学や文化なども学び、より自分自身を成長させられるように頑張りたい」(スポーツ報知)とコメントした。
進学先のカリフォルニア州立大サクラメント校には、エナジックスポーツ(沖縄)を今春に卒業したイーマン琉海内野手も進学予定とされ、日本人二遊間が実現すれば注目を集めそうだ。選手資格の関係でプレーできるのは1年間だが、その舞台への思いは強い。「六大学とNCAA、日本とアメリカ、それぞれ全く違う環境でプレーした経験を、将来的には日本の野球界へ還元できる人材になりたいと考えています」と、自らの今後を思い描いた。
NCAAディビジョン1、佐々木麟太郎らも歩んだ最高峰の舞台へ
渋谷選手が挑むNCAAディビジョン1は、マーリンズ入団の佐々木麟太郎内野手(21=スタンフォード大)や、レッズ入団の石川ケニー投手(22=ジョージア大)らもプレーした米大学最高峰の舞台だ。「選手資格の関係でプレーできるのは1年間ですが、NCAAディビジョン1の高いレベルで野球ができる事をとても楽しみにしています」(日刊スポーツ)と、渋谷選手は新天地での1年に胸を膨らませた。六大学で磨いた確かな打撃と守備を、世界最高峰の大学野球でどう発揮するか。将来的に日本の野球界へと経験を還元する、その第一歩となる挑戦が始まる。
【渋谷 泰生】 プロフィール
- 氏名:渋谷泰生(しぶや・たいせい)
- 所属:米カリフォルニア州立大サクラメント校(2026年進学予定)
- 出身:静岡県(静岡高 - 早稲田大)
- ポジション:内野手(遊撃手)
- 投打:右投右打
- 主な特徴や実績:シュアな打撃と高い身体能力を生かした守備が魅力の内野手。静岡高から早大スポーツ科学部へ進み、4年時から正遊撃手に定着。25年春の東京六大学リーグ戦では7試合で打率4割1分4厘、7打点を残してリーグ3連覇に貢献し、同年秋も12試合で8打点と勝負強さを発揮した。今春の早大卒業後はNCAAディビジョン1の米カリフォルニア州立大サクラメント校へ進学し、佐々木麟太郎や石川ケニーらも歩んだ米大学最高峰の舞台で新たな1年に挑む。将来は日米での経験を日本の野球界へ還元する人材を目指す。








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