【高校野球】耐久・野崎健友投手が智弁和歌山に好投も敗れる、進路は進学から「プロに行きたい気持ちが強くなった」と再考へ

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創立175年目で初の夏の甲子園を目指した耐久のプロ注目右腕・野崎健友投手(3年)が27日、第108回全国高校野球和歌山大会の決勝・智弁和歌山戦(紀三井寺公園野球場)に「4番投手」として先発した。10安打4失点(自責3)で98球完投したが、3連覇を狙う智弁和歌山に3―4で惜敗。同校初の決勝進出で夏の過去最高成績となる準優勝を飾ったものの、悲願の甲子園初出場にはあと一歩届かなかった。自己最速タイの148キロをマークして強打線を封じた右腕は、当初話していた大学進学からプロ志望へと気持ちを傾け、進路を再考する構えを示した。

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初回に3失点も2回以降立ち直り、自己最速タイ148キロ

野崎健友投手は初回、本塁打を浴びるなどして3点を先制された。「自信のあるまっすぐが、初回からとらえられたのは初めて」(日刊スポーツ)と、得意の直球を打ち込まれる立ち上がりで智弁和歌山の力を正面から浴びた。それでも2回以降は本来の投球を取り戻し、自己最速タイの148キロをマーク。制球力を武器に、今大会中には最速を3キロ更新していた右腕が、3連覇を目指す智弁和歌山打線をねじ伏せていった。

四死球も0、丁寧な投球で強打線を抑えていく。この日の8回24アウトのうちフライアウトは14個を数えた。直球で押し込む投球について「智弁和歌山の打者にも真っすぐでフライアウトをたくさん取れた」(スポーツニッポン)と振り返った。相手の中谷監督も「直球に威力があった。フライアウトが目立った」(スポーツニッポン)と、その速球の伸びを認めた。

同点8回に失策絡みで決勝点献上、2試合連続完投

2回に2点を返して反撃ののろしを上げたが、打線は8回まで苦戦。それでも1点を追う8回に同点のスクイズで試合を振り出しに戻した。しかし、その直後に味方の失策が絡んで決勝点を献上する。10安打4失点で98球を投げ抜き、2試合連続の完投を果たしたが、最後の夏に白星はつかめなかった。

野崎投手は号泣した後、すっきりとした表情で「結果は負けたけれど、やり切った。打たれた球が自分の自信のある真っすぐだったので、そこは悔いなく終われた」(スポーツ報知)と語った。3年間を振り返っては「1年の夏休みはしんどくて、辛いなあと毎日思っていたけど、終わってみれば短かった。いい仲間たちと野球ができた」(スポーツニッポン)と笑顔を浮かべた。

大学進学からプロ志望へ、「プロに行きたい気持ちが強くなった」

今大会初戦の橋本戦後には「今は大学に進学すると思う。今の自分ではプロで通用しない」(スポーツニッポン)と話していた野崎投手だったが、この日の決勝で強力打線相手に好投したことで、その気持ちが大きく動いた。「智弁和歌山の打者にも真っすぐでフライアウトをたくさん取れた。今大会の投球と言うか、今日の投球で自信ができた。プロでやりたいと思うようになった。進学はプロがかなわなかった時に考えたい」(スポーツニッポン)と、決意を明かした。

NPBスカウトも注目した148キロ右腕、プロ志望届提出と大学進学の2択で再考するが、「プロに行きたい気持ちも強い。ゆっくり考えたいです」(スポーツ報知)と語り、プロ志望届を提出してドラフト会議を待つ構えでいる。強いストレートを低めのコーナーに投げることができ、プロ志望届を提出すれば下位での指名があるのではないかと思う。

【野崎 健友】 プロフィール

  • 氏名:野崎健友(のざき・けんゆう)
  • 所属:耐久高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 主な特徴や実績:制球力を最大の武器とする本格派右腕で、今大会中に自己最速を3キロ更新した。「4番投手」としてチームの中軸も担う。創立175年目の耐久を初の決勝に導き、夏の過去最高成績となる準優勝に貢献。決勝の智弁和歌山戦では四死球0で10安打4失点、98球を投げ抜く2試合連続完投を見せ、自己最速タイの148キロをマークして24アウト中14個のフライアウトを奪った。相手の中谷監督からも「直球に威力があった」と評価される。当初は大学進学を視野に入れていたが、強打線相手の好投で「プロに行きたい」と気持ちを固めつつあり、今秋のプロ志望届提出を再考中。次の舞台での決断と飛躍が期待される。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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