プロ注目の強打者、仙台育英の田山纏外野手(3年)が夏の初戦で存在感を示した。15日に行われた第108回全国高校野球選手権宮城大会2回戦の仙台高戦に「4番・右翼」で出場し、満塁本塁打を含む3打数3安打7打点と大暴れ。プロ4球団のスカウトが視察する中、2年連続の甲子園出場を目指すチームの21―0の大勝を打線の中心としてけん引した。
小学1年から続けるルーティン、右越えへ豪快な満塁弾
仙台育英の4番を打つ田山纏外野手は、この日もバットを持った右手を前へ伸ばし、「いくぞ!」と吠えてから投手と対峙した。小学1年から続けるルーティンで、「自分に気合を入れるため。高校に入って1回やめようと思ったけど、打てなくなっちゃって」(スポーツニッポン)と明かす。
3回2死満塁のチャンスに打席に入ると、フルカウントから6球目をライトスタンドへ運んだ。「打った瞬間入ったと思った」という会心の一撃は、プロ4球団のスカウトの前で放った豪快な満塁本塁打となった。「相手の球に反応した結果が本塁打になった。狙っていたわけではない。追い込まれてからも冷静に対応できたのは成長した結果」と落ち着いて振り返った。
打者一巡で12点を奪った初回は死球と右翼への適時三塁打で猛攻に加わり、2回にも中堅へ2点三塁打を放つなど、この日は当たりが止まらなかった。満塁弾で戻ったベンチでは須江監督から「これが高校最後の本塁打にならないように」と声をかけられ、身を引き締めた。
自分たちの野球で2年連続の甲子園へ
田山選手はこの一発で高校通算本塁打を24本に伸ばした。遠投120メートル、最速148キロを誇る強肩の右翼手で、今秋のドラフト候補としてスカウト陣の注目度は高まる。
しかしまずはチームの甲子園出場しか頭にない。22年夏の甲子園で東北勢初の全国制覇を成し遂げた仙台育英は、2年連続の甲子園出場を狙う。田山外野手は「甲子園は簡単には届かない。自分たちの野球を崩さずに次戦に臨みたい」と鋭い視線で先を見据えた。
プロ注目のスラッガーが早速見せた一発にスカウトも反応したことだろう。勝ち上がると見られている仙台育英には、宮城大会終盤あたりに視察を考えているスカウトも多いはずで、これからさらに注目と評価が聞かれることだろう。
【田山 纏】 プロフィール
- 氏名:田山 纏(たやま・まとい)
- 所属:仙台育英高校(3年)
- 出身:茨城県鉾田市(鉾田南中では主に投手・外野手としてプレー)
- ポジション:外野手
- 投打:右投左打
- 身長・体重:178cm、85kg
- 主な特徴や実績:遠投120メートル、最速148キロを誇る強肩と、高校通算24本塁打の長打力を兼ね備えた外野手で、仙台育英では1年秋からベンチ入り。「いくぞ!」と吠えてから投手と対峙する小学1年以来のルーティンで知られ、第108回全国高校野球選手権宮城大会2回戦の仙台高戦では4番・右翼として満塁本塁打を含む3打数3安打7打点の活躍で21―0の大勝に貢献した。今秋のドラフト候補としてプロ4球団のスカウトが視察しており、2年連続の甲子園出場とさらなる飛躍が期待される。








コメント