日本代表合宿、北海道日本ハムとの練習試合は雨で中止、石川歩投手の視察にプロスカウトは中国遠征も

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 東アジア選手権の日本代表合宿、この日は北海道日本ハム2軍との練習試合の予定だったが、雨のために中止となった。

 この合宿でリリーフとして150km/hの速球でアピールをしている東京ガスの石川歩投手、日本国内ではドラフト終了後の28日に開幕する日本選手権まで登板の予定は無く、プロのスカウトが判断する試合は、中国で行われる東アジア大会だけとなった。石川投手は「見に行くからと言われてます」とプロのスカウトが中国まで視察に来る事を伝えられているらしい。

 評価急上昇の石川投手だが、ニッカンスポーツで巨人ドラフト1位候補浮上のニュースが出てから、スポーツ報知も巨人1位候補としそれから連日のように報道が続いている。石川投手の印象付けの意図も感じるくらいで、石川投手指名の雰囲気が作られつつある。常にNO1を指名する巨人のスカウトが抽選を外す事のリスクをとって、今年のドラフト会議で目玉と言われる、九共大・大瀬良大地投手、JR九州・吉田一将投手、桐光学園・松井裕樹投手を回避し、杉浦稔大投手、石川歩投手を指名するのか、ドラフト会議直前まで注目するポイントとなりそうだ。

 また合宿では富士大の山川穂高選手が「プロ相手だし、やりたかったですね」と北海道日本ハムとの練習試合が流れた事を悔しがった。長打力は抜群だが、主にDHを打つ事や打撃でも試合によって波があるなど評価が分かれそうな山川選手にとって、プロ相手にもできる事を見せたかっただろう。

山川選手も帰国後に行われる試合は25日の明治神宮大会東北地区代表決定戦となり、24日のドラフト会議前には公式戦はなく、東アジア選手権がドラフト前の最後のアピールの場となる。4番を打って結果を残したい。

 今月24日のプロ野球ドラフト会議で1位指名候補に挙がる東京ガス・石川歩投手(25)=富山・滑川高出=が日本代表入りした第6回東アジア競技大会(6~15日、中国・天津)で最後のアピールをかける。石川は16日に帰国後、28日開幕の社会人野球日本選手権(京セラD)まで試合の予定はない。「スカウトの方からも『(中国に)見に行くから』と言われてますから」と襟を正した。

 先月27日からの日本代表直前合宿に参加している右腕は、3日に日本を出発予定。2日の日本ハム2軍との練習試合は雨天中止となったが、1日の東京ガス戦で最終回に登板し、1回無失点。最速149キロをマークした“JAPANの守護神”は「調子が上がってこなくて不安です」とこぼすが、競合を避けて単独1位指名を検討している広島をはじめ、スカウト評はうなぎ登りだ。

 3日の出発を前に、千葉・鎌ケ谷で行われる予定だった日本ハム2軍との練習試合は雨天中止。室内練習場で汗を流した山川は「プロ相手だし、やりたかったですね」と悔しがった。

 他のメンバーは社会人で構成され、大学生ではただ一人の選出。それでも小島啓民監督(49)からは4番を任されている。「4番の風格、責任感を出していくように言われた。まだまだ他の選手に圧倒されますが、レベルが高い選手ばかりなので刺激になっています」と意欲的だ。

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