来年ドラフト候補、富士大の１４７キロ左腕・佐藤柳之介投手が９回３安打完封、カージナルススカウトが評価

来年のドラフト候補として注目される富士大の佐藤柳之介投手が、明治神宮大会で上武大を完封して勝利した。

大学初完封

先発した佐藤柳之介投手はこの日、最速147キロを記録したストレートとカーブを織り交ぜ、上武大打線を翻弄していく。8回まで1安打に抑えると、9回に2安打を許したものの最終的に3安打完封、136球を投げて大学初完投勝利を初完封で飾った。

試合後に「球数を少なく長いイニングを投げるのが投手としての理想なので、四球３というのは多い」と話し、四球3を反省した。特に、ドラフト会議で北海道日本ハムにドラフト2位で指名された進藤勇也選手に2つの四球を与えた事に、「そこは弱いというか、のまれたのかなと思う」と話した。

球速は大体は140キロ前半だったが、それでもストレートで空振りを奪うことができ、8奪三振を記録している。視察をしたカージナルスの大慈彌スカウトは「球持ちが良く、キレのいいストレートを投げる。非常に楽しみな選手」と評価をしている。

「スピードは人より劣ると思うけど、回転数だったり、キレ、伸びというのは自分の一番自信を持っているところ」と話す佐藤投手、キレの良い球と変化球を織り交ぜる投球を更に極めて、来年の秋にはNO.1左腕と評価される投手になりたい。