社会人野球日本選手権は、都市対抗王者のNTT東日本がJR西日本に4-2で勝利し初戦を突破した。来年のドラフト候補・堀誠投手が好投をし、千葉ロッテドラフト5位の渡邉啓太投手、オリックスドラフト3位の福田周平選手が出場した。
来年ドラフト候補が好投
NTT東日本は立正大時代に先発の柱として活躍した堀誠投手が先発し、初回に2ランホームランを浴びたものの、その後は8回1アウトまで無失点に抑える好投を見せた。185cmの長身から大きなカーブをとストレートを織り交ぜ、立正大時代は最速は143キロだったが、社会人に入り球速の伸ばしている。
先発として今大会や来年に実績を積んでいきそうで、このオフの取り組みで球速が140キロ後半をマークできるようになれば、ドラフト上位でプロから指名される投手となりそうだ。
ドラフト指名組
またNTT東日本からは、今年のドラフトで3人が指名された。オリックスがドラフト3位で指名した福田周平選手は、2番ショートで出場し4打数ノーヒットだった。また千葉ロッテがドラフト5位で指名した渡邉啓太投手は、9回1アウトの場面で登板し、2/3回を1安打1三振で無失点に抑えた。
渡邉投手は、「投手陣はみんな調子がいい。優勝して次の世界に行きたい」と話した。北海道日本ハムがドラフト2位で指名した西村天裕投手は、この日は登板は無かった。
「後ろに良い投手がいっぱいいるので、つなぐことを意識していた」。初回1死二塁から藤沢に先制2ランを被弾したが、以降は8回1死二塁で救援を仰ぐまで無失点。都市対抗1回戦の三菱重工神戸・高砂戦でも同じように初回1死二塁から2ランを浴びながら、以降は無失点で味方の反撃を待った。15年の日本生命以来となる同一年の2大大会制覇へ「吉兆発進」となった。
ロッテから5位指名された渡辺は4-2の九回一死から3番手で登板し、安打を許したものの無失点で締めた。福島・いわき光洋高から神奈川工大を経て、プロの扉を開いた右腕は「投手陣はみんな調子がいい。優勝して次の世界に行きたい」と力強く語った。
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