今季限りでの廃部が決まっていた社会人野球のセガサミー野球部(東京都)が、新たな形で存続することになった。セガサミーホールディングスと医薬品卸大手のアルフレッサホールディングス(東京都)は7月14日、子会社のアルフレッサが同野球部を継承することで基本合意したと発表した。廃部の危機にあった名門が、企業スポーツの舞台に残る道が開けた。
施設・雇用・運営ノウハウの3点を協議へ
両社はこの日、野球施設および設備などの承継と、社会人野球チームの設立・運営の準備に関する基本合意書を締結した。今後は基本合意書に基づき、施設および設備の譲受、選手およびチームスタッフの雇用の承継、チーム運営のノウハウ等の承継という3つの事項について詳細を詰めていく。
セガサミーは2026年度限りの活動となるが、同社野球部に在籍する選手やチームスタッフも、希望すればアルフレッサが新設する野球部へ引き継いでいく方向で協議が進められている。アルフレッサグループの2026年3月期の連結売上高は3兆円を超えており、医薬品卸売企業としては初の社会人野球参入となる。
都市対抗14度、日本選手権準優勝の実績
セガサミー野球部は2005年に創部し、07年の初出場から都市対抗野球に14度出場、最高成績はベスト4が3度を数える。日本選手権には6度出場し、14年には準優勝を果たした。現役ではDeNAの宮崎、昨季セ・リーグ新人王のヤクルト荘司、西武森脇らを輩出しており、プロへ多くの人材を送り出してきた実力チームである。
しかし本社の経営環境やチームの近年の状況などをふまえ、5月に今シーズン限りの廃部が発表されていた。今回の継承合意により、その伝統が途切れずに済む見通しとなった。
公式戦復帰の時期は今後調整
今後はアルフレッサがJABA東京都連盟に新規加入し、活動を引き継ぐことになる。ただ、連盟への申請から実際の登録までには時間を要するため、公式戦への出場時期などは今後調整していくとしている。両社が詳細を詰めて正式な合意に達すれば、セガサミー野球部は新たな形で来季も社会人野球の舞台で活動することになる。











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