花巻東・大谷翔平選手がプロ志望表明!

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 花巻東・大谷翔平投手がプロ志望表明の記者会見を行い、記者の前でプロ志望届けを記入した。

 大谷翔平選手は投げては今年の夏の岩手大会準決勝で160km/hを記録し、打っても今年のセンバツで藤浪晋太郎投手からホームランを放つなど通算56本塁打を放っている。

 大谷翔平選手は2010年、菊地雄星投手がプロ6球団競合の末に埼玉西武に入団し卒業した余韻を残す花巻東に入学した。入学時は186cmの長身だったが65kgしかなく線の細い投手だった。しかしいきなり143kmを記録すると、打ってもグングン伸びる打球を放ち、まずは4番レフトとして出場し、投げるのは体を作ってからと監督と話しあった。しかし投手・大谷の成長は急激で、夏には147kmを記録すると秋にはエースとして怖いもの知らずのピッチングを見せていた。

 2年生になると春季大会で盛岡大付を対戦し3安打13奪三振で1失点完投し、プロのスカウトに来年のドラフト1位確実と高い評価を与えた。阪神のスカウトは大谷はダルビッシュと言い、この頃からずっと大谷投手を追い続けた。

 しかし急激な成長が大谷投手を苦しめる。夏に成長に伴って左股関節の骨端線を損傷すると、甲子園では登板したものの納得いくピッチングは全くできなかった。3年生となりセンバツ大会に出場したものの、ケガと成長による体の成長にフォームを固めることができず、制球を乱して大阪桐蔭に大敗した。

 最後の夏に合わせて調整を見せると、岩手大会の準決勝で160kmを記録しフォームもフィットした大谷翔平投手完成かと思われたが、決勝では失点して敗れ最後の夏に甲子園に姿を見せることは無かった。18U世界選手権でも初戦のカナダ戦で先発を任されるも4回途中で自責点3で降板してしまう。

 しかし、日本代表チーム最後の試合となる韓国戦では155kmのストレートで7回2安打12奪三振、2失点で敗戦投手となり納得とは言えないだろうが、完成形が見える、そして自信になるピッチングだった。

 野手大谷も捨てがたいのだが、高校最速160kmを記録した投手として、これからプロやメジャーで活躍する姿が待ち遠しい。

 怖がることなく、大胆に、小さくならずにどこまでも成長して欲しいです。

 7月の全国高校野球選手権岩手大会で球速160キロをマークした花巻東の大谷翔平投手が18日、花巻市内の同校で記者会見し「日本プロ野球かメジャーリーグの志望を決めた」とプロ入りの意思を表明した。19日にプロ野球志望届を岩手県高野連に提出する。

 

 右腕は18U(18歳以下)世界野球選手権の日本代表にも選出された。打者としての長打力も光るが、本人は「投手でやっていきたい」と希望を話した。

 

 今後は獲得を争う日米各球団との面談を行い、10月25日のドラフト会議を前に米大リーグ挑戦か、プロ野球入りかを決める。国内を選んだ場合は「意中の球団はない。どの球団でも悔いのない野球人生にしたい」との考えを示した。

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