東京六大学は早稲田大vs立教大、明治大vs慶応大のカードが行われ、中日・落合GMなど日米球団のスカウトが大勢集まった。
高山俊選手はノーヒット、横尾俊建選手がホームラン
慶大vs明大の試合は、慶大の4番・横尾俊建選手が4回に今季初ホームランを記録すると、5回には3番の谷田成吾選手が決勝となる3点タイムリー2ベースヒットを記録した。
谷田選手は法大戦でサヨナラとなる失策を犯して号泣していたが、この日はチームに今季初白星を付ける打点を挙げた。「1試合じゃ返せない」とミスの大きさにまだ反省し、これからキッチリとチームに白星をつけることを誓った。谷田選手は5打数1安打3打点で2三振と、打撃ではまだ本調子ではないようだ。横尾選手はこの日は3打数2安打2打点、こちらはキッチリと結果を残した。
一方、明治大で101安打を記録している高山俊選手はこの日も3打数ノーヒットに終わった。今季はこれで10打数1安打、記録更新の期待と、ドラフト候補として4年生としての重圧に影響を受けているようだ。ただしドラフト会議に向けての評価は既に固まっているので、今季の成績で指名順位が変わることはないだろう。まず1本、得意のバントヒットなども絡めて躍動してほしい。
上原健太投手は登板はしなかった。
立大・大城滉二選手もノーヒット、大竹耕太郎投手活躍
立教大の大城滉二選手も99安打を放ち100安打に王手をかけていたが、この日は4打数ノーヒットに終わった。ただし100安打達成のプレッシャーというよりは、この日は早稲田大の大竹耕太郎投手が素晴らしかった。
大竹投手は高校時代同様に丁寧に低めを突くピッチングで、立教打線を9回3安打に抑えた。4回に佐藤拓也選手に2ランホームランを浴びたがその2失点に抑えて完投勝利を挙げた。また打っても7回に逆転の2ランホームランを放ち、勝利に大きく貢献した。
早稲田大は茂木栄五郎選手が3打数1安打に2つの四球を選び、4番の丸子達也選手も2打数2安打に2つの四死球を選んだ。
立教大はエースとして1年生から頑張ってきた沢田圭佑投手が、前節の法大戦に続いて敗戦投手となった。来年のドラフト候補だが、疲労はたまってきているようで心配される。
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