福岡ソフトバンクにドラフト3位で指名された慶応大・廣瀬隆太選手が、この日、指名あいさつを受けた。堀井監督は「3位ですけどお買い得だと思いますよ」と話した。
牧選手のように
廣瀬隆太選手は東京六大学リーグで通算20本塁打を放ち、独特のコンタクトから強烈な打球は、これまでにいないような感じのスラッガーといえる。この日はソフトバンクの福山スカウトチーフが指名あいさつし、「打球速度は柳田の次のクラスに入り、2番目に速い」と打球速度について言及し、「彼のホームランは、打った瞬間完璧。相手投手やチームをがっくりさせるぐらい一発で決める打者。僕たちのイメージは、井口忠仁さん。左右に完璧なホームランを打つ、そういう打者になってほしい」と話した。
広瀬選手は「打てるセカンドを目指したい」と話し、横浜DeNAの牧選手や東北楽天の浅村選手のような姿をイメージしているとし、強打の二遊間として活躍した井口選手のようなイメージでもある。福山チーフも「勉強するところもあるけれど、二遊間であれだけの長打力があるとなると重要度が高まる。チームが新しい軸をつくっていくところで、センターラインはすごく大事。そこで彼のような打者がいると、貢献度が高まる」と期待した。
また慶応大の堀井監督は「3位ですけどお買い得だと思いますよ」と評価した。入学時からプロ入りするだろうと見ていたが、社会人野球の監督時代にプロ野球に送り出した「谷佳知、田中広輔レベルになれる」と話した。慶応大ではセカンドで起用をしたが、「肩がいいのでゲッツーが取れる」と肩の強さを評価したもので、実際には一塁、三塁を守るケースが多かったのは「チーム事情だった」と話す。
とにかく見てほしい。頭付近だったり、体に当たりそうなインコースの球を、見えないくらい速いスイングスピードで捉え、投球は一瞬にしてホームランとわかる打球へと変わる。今までのないようなスラッガーという感覚を受けるはずだ。





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