くふうハヤテ・仲村来唯也選手、指名漏れの悔しさ胸に来季現役続行「やるからには上を目指す」

2025年ドラフトニュース

2025年11月07日

今秋のドラフト会議で惜しくも指名漏れとなった、くふうハヤテベンチャーズ静岡の仲村来唯也（らいや）内野手（25）が6日、来季も現役を続行する意向を明らかにした。「野球は自分の体がダメになるまで続けたい」と語り、NPB入りという目標へ向けて、さらなるレベルアップを誓った。

調査書届くも…指名漏れに「悔しい」

今季は正遊撃手として123試合中122試合に出場し、打率.232ながらチームトップの4本塁打を放つなど、強肩強打を武器にチームを牽引した仲村来唯也選手。昨年の加入1年目には届かなかった調査書が今秋届き、指名への期待は高まっていたが、10月23日のドラフト会議で名前が呼ばれることはなかった。

「悔しいという思いが、一番強いです」と、率直な心境を吐露。それでも、「数字に表れない部分でも、自分が成長できていると実感しています」と、NPB球団の評価対象となったことに確かな手応えも掴んでいる。

今秋ドラフトでは、オイシックス新潟の知念大成外野手が巨人から育成5位指名を受けた。知念選手は、仲村選手が沖縄電力に在籍していた時期のチームメイト。「朗報に心から祝福した」と語る仲村選手は、元チームメイトの快挙を刺激に、自らもNPB入りへの意欲を新たにした。

くふうハヤテに残留するかは未定としながらも、「やるからには上を目指しているので、全体的なレベルアップを図っていきたい」と、来季へ向けて表情を引き締めた。“沖縄魂”を見せるため、不屈の挑戦は続く。

氏名：仲村来唯也（なかむららいや）
所属：くふうハヤテベンチャーズ静岡
出身：筑紫台高校 – 環太平洋大学 – 沖縄電力 – 火の国サラマンダーズ
ポジション：内野手
投打：右投左打
身長・体重：172cm・80kg
主な特徴や実績：2025年ドラフト候補。強肩強打の遊撃手。今季チームトップの4本塁打を記録。環太平洋大学時代には主将を務め、ベストナインを2度受賞した。