プロ野球ファーム中地区のハヤテベンチャーズ静岡は6月17日、米ウィチタ州立大でプレーしていた左腕・林平太郎投手(22)の入団を発表した。18日付での加入となる。東京・城東高を卒業後に単身で米球界へ飛び込み、複数の大学を渡り歩いて腕を磨いてきた異色の左腕が、新天地で再び高いレベルを目指す。
非公開テストを突破、力を証明した”逆輸入左腕”
林平太郎投手の入団は、今月10日に非公開で行われた入団テストを経て決まった。首脳陣が見守る中、実戦形式の打撃練習であるライブBPに臨み、打者数人を相手に投球。その内容が高く評価されて合格となった。
米国で経験を積んだ左腕は、ハヤテベンチャーズ静岡を通して入団への思いをコメントした。「このたび、ハヤテベンチャーズ静岡に入団することになり、大変うれしく思います。このような機会を与えてくださった球団関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。ハヤテベンチャーズ静岡で結果を残し、さらに高いレベルへ挑戦していくことが自分の目標です。そのためにも、日々努力を重ね、応援してくださる皆さまに成長した姿をお見せできるように頑張ります。ファンの皆さまに応援していただける選手になれるよう全力で取り組んでまいりますので、温かいご声援をよろしくお願いします」
城東高でエース、卒業後に渡米した異色の歩み
林投手は都立の強豪・城東高で1年秋からエースを務めた。2020年の2年時には、新型コロナウイルス禍で行われた東東京の代替大会に出場。準々決勝で関東第一高に敗れたものの、チームを8強に押し上げる原動力となった。
卒業後は日本の大学やプロを経由せず、米国の大学野球へと進む道を選んだ。フェニックス短大、ワグナー大を経てウィチタ州立大に在籍し、異国の地で実戦を重ねながら投手として成長を続けてきた。
横手転向で覚醒、左サイドから繰り出す変化球が武器
林投手の転機は今年3月下旬、首脳陣の提案で上手投げから横手投げへの転向に踏み切ると、投球内容が飛躍的に向上。救援として19試合に登板し、そのうち15試合を無失点に抑え込んだ。自己最速となる144キロもこの転向後に計測している。
貴重な左サイドハンドから繰り出すスライダーとツーシームが武器で、サイドスローとしての経験はまだ浅く、それだけに伸びしろは十分ある。逆輸入左腕がとして、ファームの舞台でどんな投球を見せるのか、異色の経歴を歩んできた22歳の左腕に注目したい。
【林 平太郎】 プロフィール
- 氏名: 林平太郎(はやし・へいたろう)
- 所属: ハヤテベンチャーズ静岡
- 出身: 東京都(城東高→フェニックス短大→ワグナー大→ウィチタ州立大)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 181cm、92kg
- 主な特徴や実績: 2003年12月22日生まれ、22歳。都立の強豪・城東高で1年秋からエースを務め、2020年の東東京代替大会では準々決勝に進出してチームを8強に導いた。卒業後に渡米し、フェニックス短大、ワグナー大、ウィチタ州立大でプレー。今季3月下旬に上手投げから横手投げへ転向すると、救援で19登板中15試合を無失点に抑え、自己最速144キロを計測するなど飛躍を遂げた。希少な左横手から投げ込むスライダーとツーシームを武器とし、サイドスロー転向間もない伸びしろの大きさが魅力。ハヤテベンチャーズ静岡で結果を残し、さらに高いレベルへの挑戦を目指す。







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