今秋のドラフト候補として注目される桐光学園の最速151キロ右腕・林晃成投手(3年)が7月26日、第108回全国高校野球選手権神奈川大会決勝の横浜戦(横浜)に先発したが、4回途中5失点で降板。チームは1―11で敗れ、14年ぶりの夏の甲子園出場はあと一歩届かなかった。191センチの長身から力のある直球を投げ込むプロ注目右腕は、強豪・横浜にはね返され、高校最後の夏を終えた。秋にはプロ志望届を提出する方針で、「進路としてプロ一本っていうのは、ずっと変わらないです」と、次の舞台への決意を口にした。
4回途中5失点で降板、それでも主将としてナインを鼓舞し続けた
初の甲子園をかけた大一番のマウンド。先発した林晃成投手は初回1死三塁から二ゴロの間に先制を許すと、2回、4回にも失点を重ねた。5点差とされた4回途中で降板。この日の投手陣は計11失点を喫し、桐光学園は1―11で敗れた。
それでもマウンドを降りた後、主将の右腕は最後までチームを引っ張り続けた。ベンチで「まだ終わってないから、みんな上向いて、元気出してこう!」(スポーツ報知)とナインを鼓舞し続けた。自らの投球については「自分がやってきたことを信じて、真ん中低めに強い球を投げ込もうと思って投げた。ああいう結果になってしまったが悔いはない」(サンケイスポーツ)と振り返った。強豪・横浜に全力でぶつかった末の敗戦に、「楽しかったっていうのはあるんですけど、本当に強かったなっていうのが心に残っています」(スポーツ報知)と、率直な思いを口にした。
好敵手・織田翔希へ「甲子園、絶対優勝しろよ」ノーサイドで健闘たたえ合う
試合後の整列時、林投手は好敵手であり今秋ドラフト1位候補右腕でもある横浜の織田翔希投手(3年)に「あとは頼むぞ。甲子園、絶対優勝しろよ」と言葉を送った。
「最後までコンディションが悪い中、投げ抜いていたんで、『本当にお疲れ様』っていう一言も話しました」(スポーツ報知)と、コンディション不良を押して投げ切った織田投手の健闘をたたえた。県内で最速級の右腕同士が、ノーサイドの精神で互いの夏を認め合った。この日、横浜は2年連続22度目の優勝を果たし、神奈川県勢では史上初となる4季連続の甲子園出場を決めた。
秋にはプロ志望届提出へ、「プロ一本」で次の舞台へ
甲子園には届かなかったものの、林投手の視線はすでに次の舞台に向いている。「甲子園行けなくて悔しいしかないんですけども…進路としてプロ一本っていうのは、ずっと変わらないです」(スポーツ報知)と語り、秋にはプロ志望届を提出する方針を明言した。
昨秋から指揮を執る天野監督は、横浜との一戦を「素晴らしい相手。私自身の基準をもっと上げて、いろんな準備をしていきたいと思わされた」(サンケイスポーツ)と受け止めた。横浜スタジアムの大舞台で織田投手と投げあった時間は、191センチの長身右腕の大きな成長へとつながるだろう。ドラフト会議では下位指名、または育成ドラフトでの指名が予想される。
【林 晃成】 プロフィール
- 氏名:林晃成
- 所属:桐光学園高校(3年)
- ポジション:投手
- 身長:191cm
- 主な特徴や実績:191センチの長身から最速151キロの直球を投げ込む今秋のドラフト候補右腕。エースで主将を務め、第108回全国高校野球選手権神奈川大会では決勝まで勝ち進んだ。決勝の横浜戦では4回途中5失点で降板したものの、降板後もベンチからナインを鼓舞し続けるなど、最後まで主将としてチームを引っ張った。秋にはプロ志望届を提出し「プロ一本」を貫く方針で、次の舞台での飛躍が期待される。










コメント