高校野球東東京大会では修徳高校が東洋高校と対戦した。
1回戦でホームランを放った飯野周太選手は、この日も初回にホームランを放つと、3回には2打席連続となるホームランを放った。通算本塁打は12号とまだ少ないが冬のトレーニングの成果が一気に花開き、2試合で3本塁打と爆発を見せている。
また4回にはプロ注目の捕手・山下竜治選手がレフトスタンド中段に飛び込む特大弾を放った。山下選手は174cmと小柄だが、捕手としてのフットワークと捕ってからの素早いスローイングにプロのスカウトが評価をしており、この日も巨人・吉武スカウトが「力強いスイングができる」と評価した。
巨人・阿部慎之介捕手のような「打てる捕手」を目指している山下選手、育成ドラフトでは指名があるのではないかという所まで来ている。これからの活躍で評価が上がれば良い。
狙い澄ました打球は、再び右翼席に飛び込んだ。3回1死、森田の一発が飛び出した直後に、3番・飯野主将も続いた。初回の同点ソロに続く2打席連続アーチに「バットのヘッドを出せばいいと思っていた。1試合2本塁打は初めて」と努めて冷静に振り返った。
8日の1回戦(日本ウェルネス戦)に続く柵越え。2戦3本塁打の大当たりは、冬場の振り込みの成果だった。長さ1メートル、重さ1・5キロのバットで一日1500スイングをこなしてきた。寮に戻ればイチロー(ヤンキース)やサッカー日本代表の長谷部らの本を読み、メンタル面の強化にも励んだ。「イチロー選手のように振り切る打撃をしたい。長谷部選手はミスをしても下を向かない姿勢が参考になる」と、心身ともにたくましくなった姿を披露した。
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すごいねーがんばれ