【高校野球】147キロ右腕・高川学園の木下瑛二投手が5安打1失点完投、「阪神に入りたい気持ちある」猛アピール

2026年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース阪神ドラフトニュース

高川学園の147キロプロ注目右腕・木下瑛二投手(3年)が、夏の高校野球選手権大会第6日の2回戦で富山・高岡商を相手に5安打1失点の完投勝利を挙げ、チームを16強一番乗りに導いた。3季連続の甲子園マウンドで105球を投げ抜き、8奪三振。山口県勢に春夏通算120勝目(全国21位)をもたらした。

スポンサーリンク

帽子のツバに刻んだ方言「じょんならん」、気迫の投球

この日、木下瑛二投手の帽子のツバには、ひらがなで「じょんならん」の文字があった。出身地・香川県高松市の方言で「手に負えない」という意味だ。「自分がマウンドに立ったら誰にも手に負えん、相手バッターを圧倒するっていう意味で書きました」と、込めた思いを明かした。この日の朝に書いたといい、「県大会は違う言葉を書いていた。楽しむとか書こうと思ったんですけど、やっぱり“じょんならん”という言葉が好きなので」と語った。

その言葉通りの投球だった。初回を3者凡退で立ち上がると、2回2死からは5番・能島寛太選手(2年)、6番・溝口琉生選手(3年)を2者連続三振に斬った。2回には自己最速タイの147キロを計測し、帽子を飛ばしながらの快投で高岡商打線をねじ伏せた。3回にも1死一、二塁から遊ゴロ併殺、6回2死には横川朔太郎選手(1年)を高めの142キロ直球で3球三振に仕留めるなど、1、2年生中心の相手打線に反撃を許さず、格の違いを見せつけた。

あと1人での被弾も糧に、成長示した「3度目の正直」

8回までは88球と、100球以内での完封「マダックス」も狙えるペースだった。だが9回2死満塁から、投手強襲の適時内野安打で1点を返された。完封まであとアウト1つ。それでも落ち着いて次打者を三ゴロに打ち取り、最少失点で完投を締めくくった。「冷静に、でも気持ちは熱く。気持ちの置きどころがうまくなったのかな」と、大舞台での経験を投球に生かした。

気迫が前面に出るタイプの右腕に対し、松本祐一郎監督(39)は試合前、「気持ちのコントロールと、制球力も、いろんな部分をコントロールしながら投げてほしい」と願いを込めていた。試合後は「冷静に、ランナーを出しても落ち着いてコントロールできていた」とエースの投球を振り返り、「甲子園で苦い経験をしてきた。失敗をしているのが今に生きている」とその成長を認めた。9回に招いた満塁のピンチについては「点差ほど勝っていたとは思えなかった」と本音ものぞかせた。木下投手自身も「3度目の正直と思って、最後まで譲らないと投げていた。バックが本当にたくさん声をかけてくれて、いい守りもしてくれた。野手にありがとうと伝えたい」と感謝を口にした。

ライバルは横浜・織田翔希、目標は「150キロ」と阪神入り

自己最速タイの147キロを計測してもなお、木下投手は「150キロが目標。スピードもそうですが、一番はコントロールです」と満足しない。この日、直前の第2試合で登板した横浜・織田翔希投手(3年)をライバル視しており、「一人だけプロ野球選手がいる」と称賛しながら、「超えたい存在ですし、戦えるようにまずは次も勝ちたい」と準々決勝以降での対戦を心待ちにした。

希望進路はプロ一本を既に表明しているが、小学生時代にはタイガースジュニアに選出された経験があり、「小学校から阪神ファン。阪神に入りたいという気持ちはあるんですけど、やっぱりまずはプロ野球に入りたい。しっかりアピールできるように」と胸の内を明かした。

次戦は天理(奈良)と対戦が決まり、目指すは高川学園史上初の同一大会2勝目だ。「まだまだ“じょんならん”な自分は出せていない。次の試合で見せたい」。最速147キロ右腕が、さらに「手に負えない」投手となっていくか注目したい。

【木下 瑛二】 プロフィール

  • 氏名:木下瑛二
  • 所属:高川学園高校(3年)
  • 出身:香川県高松市
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:最速147キロの直球を武器とするプロ注目の右腕で、帽子を飛ばす躍動感あるフォームと気迫あふれる投球が持ち味。3季連続で甲子園のマウンドに立ち、2026年夏の2回戦・高岡商戦では105球5安打1失点、8奪三振の完投勝利でチームを16強一番乗りに導いた。「150キロ」を目標に掲げ、制球力の向上とともに世代トップの座を狙う。希望進路はプロ一本で、憧れの阪神入りを目指してさらなる飛躍が期待される。
2026年度-高校生投手-右投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
【甲子園】高川学園 エース・木下瑛二が「じょんならん」熱投で1失点完投!16強一番乗り - スポニチ Sponichi Annex 野球
山口・高川学園は昨夏から3季連続出場のエース右腕・木下瑛二(3年)が5安打1失点完投で16強一番乗りを果たした。9回2死満塁から1点を失ったが後続を断ち「冷…
【甲子園】高川学園・木下瑛二が成長アピールの1失点完投「阪神に入りたい」 横浜・織田翔希は「超えたい存在」 - スポーツ報知
「じょんならん」快投だった。高川学園・木下瑛二(3年)が3季連続甲子園のマウンドで躍動した。あと1人で完封を逃したが、5安打2四球の1失点完投勝利をあげた。
【甲子園】2年連続初戦突破の高川学園・松本監督が9回のピンチに「点差ほど勝っていたとは…」 - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ
高川学園(山口)が高岡商(富山)を破り、2年連続で初戦を突破。16強一番乗りを果たした。山口県勢は春夏甲子園120勝に到達(全国21位)。昨夏の初戦、未来富山… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
【甲子園】高川学園・木下瑛二が明かす帽子ツバの文字の理由 出身地・香川県の方言「じょんならん」とは - スポニチ Sponichi Annex 野球
高川学園(山口)のプロ注目右腕・木下瑛二(3年)が初戦の高岡商(富山)との2回戦に先発し、9回5安打1失点、8三振2四球で完投勝利を挙げた。
【甲子園】高川学園が16強一番乗り 木下瑛二が5安打1失点完投「150キロが目標」 - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ
高川学園(山口)が高岡商(富山)を破り、2年連続で初戦を突破。16強一番乗りを果たした。山口県勢は春夏甲子園120勝に到達(全国21位)。昨夏の初戦、未来富山… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
【甲子園】高川学園が16強一番乗り 木下瑛二が1失点完投で高岡商打線に反撃許さず - スポニチ Sponichi Annex 野球
高川学園(山口)が初戦となる2回戦で高岡商(富山)を7-1で下した。エース右腕の木下瑛二(3年)が一人で9回を105球で投げ抜き、被安打5、1失点、8奪三振…
【甲子園】1年生二遊間擁する高岡商、高川学園の好投手・木下瑛二に抑えられ初戦敗退 - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ
4年ぶり出場の高岡商(富山)が高川学園(山口)に敗れ、初戦敗退した。また、同校は21年、22年に続く初戦敗退で、19年以来の夏白星は飾れなかった。先発したエー… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
【甲子園】高川学園・木下瑛二「3度目の正直」1失点完投 高岡商を退ける 文字が書かれた帽子飛ばして16強一番乗り - スポーツ報知
高川学園(山口)のプロ注目右腕・木下瑛二(3年)が、高岡商(富山)を相手に9回1失点完投でチームを16強一番乗りに導いた。
【甲子園】高川学園が2年連続初戦突破 木下瑛二が帽子飛ばして1失点完投 16強一番乗り - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ
高川学園(山口)が高岡商(富山)を破り、2年連続で初戦を突破。16強一番乗りを果たした。山口県勢は春夏甲子園120勝に到達(全国21位)。昨夏の初戦、未来富山… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
【甲子園】高川学園は3季連続登板の最速147キロ右腕・木下瑛二に注目 松本監督は「気持ちのコントロール」を願う - スポーツ報知
3季連続の甲子園出場の高川学園(山口)は、プロ注目の最速147キロ右腕・木下瑛二(3年)に注目が集まる。松本祐一郎監督(39)は「気持ちが前面に出るタイプの子なので、もう最上級生になりますから、冷静
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント