横浜DeNAは紅白戦を行い、ドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手、4位・石上泰輝選手、6位・井上絢登選手が紅組の1番〜3番に並び、白組投手陣を攻略した。
度会選手、石上選手が猛打
1番・ドラフト1位ルーキーの度会隆輝選手に対して、2021年のドラフト1位・小園健太投手と2022年のドラフト1位・松尾汐恩捕手のバッテリーは十分対策をとって対戦の準備をした。
初球、小園投手のストレートが度会選手のインコース低めに決まってストライクを奪う。しかし追い込まれてから度会選手は139キロのストレートをライト前に運んだ。続く石上選手もライト前に運び1,3塁とすると、3番。井上選手は狙い通りにライトへの犠牲フライで鮮やかに1点を奪った。
2回、1アウト1,2塁の場面で打席に入った度会選手は高めのツーシームに対応してセンター前に抜けるタイムリーヒットを打つと、4回は先頭の石上選手が右中間への2ベースヒット、井上選手がレフト前ヒットでノーアウト1,3塁とし、打順が進んで度会選手が低めのストレートを振り抜き、打球はライトフェンス直撃のタイムリー2ベースヒットを打った。
4打数3安打2打点1四球、素晴らしい実戦デビューとなった度会選手は、「追い込まれていたのでギリギリまで寄せました。レフト前もOKでしたがライト前に。そこから3本全てイメージ通りです」と話した。三浦監督は「対応力がしっかりしていた。実戦派」と絶賛、ベンチで高くて通る声で声を出し続ける姿勢も評価した。
ネット裏でチェックをしていた阪神・太田スコアラーは、「持ってるんじゃないですか。こういうところで結果を残せるのは。コンタクトできるミート力、対応力はさすが」と話し、警戒をMAXに引き上げた。
チームを勢いづけることができる度会選手、知らず知らずの打ちにハイペースになっているかもしれない。自分のペースをしっかりと掴んで開幕1軍スタートにペースを合わせて行きたい。
また、石上選手、井上選手もその力を十分に見せてくれた。こちらも開幕1軍というイメージが十分現実的になる感じがした。石上選手は「いい走塁もあったし、課題も出た。でもいいんじゃないですか、それが紅白戦です」と話し、「結果を出し続けることが大切」と話した。
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