JR東日本・田嶋大樹投手が1安打完封、日米13球団スカウト視察し絶賛相次ぐ

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都市対抗野球ではJR東日本の田嶋大樹投手が、伏木海陸運送を1安打に抑えて完封した。この日は日米13球団のスカウトが集まり、田嶋投手の投球を絶賛している。

テンポと変化球

最速152キロの速球を投げる田嶋大樹投手、この日は最速は148キロに抑え、制球とテンポ、そして新しい変化球を取り入れた投球スタイルで打ち取っていく。9回を投げぬいて許したヒットはわずか1本、7つの三振を奪ったが、12のゴロでアウトを取り、1時間52分、112球で完封した。

手元で沈むカットボールを新しく取り入れたが、これが抜群だった。ストレートと同じ振りで同じ軌道から、バッターの手元で少し沈む。相手打者もストレートと思い思い切りスイングをしての空振りが目立った。非常に有効な球となり、これにより他の変化球や140キロ前半のストレートも活きた。

昨年の都市対抗では王子との初戦で9回まで無失点投球も、延長10回にサヨナラ2ランホームランを浴びて初戦で敗退した。167球を投げての熱闘に評価する声も多かったが、「球数が多くなって自分も野手もテンポが悪くなった」と反省をしていた。その反省を生かしたこの日のピッチングだった。

13球団スカウト絶賛

この日の田嶋投手のピッチングには、視察した日米13球団のスカウトも絶賛している。

埼玉西武・鈴木葉留彦球団本部長:「ドラフト1位でいかないと取れないのは間違いない。ちょっと手を加えれば十分入れる。」

広島・苑田聡彦スカウト統括部長「カットボールは右打者は本当に打ちづらいだろう。直球と同じ軌道でぐっと入ってくる。」

中日・中田宗男スカウト部長:「バランスにリズム全てが良かった。文句なし。」

東京ヤクルト・小川淳司SD:「あんな良い投球を初めて見た。これを続けてくれれば1位候補になる。確定の判はないが1位でないと、獲れない投手」

阪神・平塚スカウト:「ベストピッチ。制球がよくなった。力感はないのに力がある」

プロでも先発左腕としてローテーションの1枚に入ってきそうだ。左のスリークォーターからのこのタイプは今の球界にはいないのではないかと思う。ドラフト1位指名は間違いない。単独指名を狙う球団は出てくると思いが、1位での競合もありそうだ。

2017年度-社会人投手-左投のドラフト候補リスト
2017年度-社会人-特Aランクのドラフト候補リスト

西武・鈴木葉留彦球団本部長 ドラフト1位でいかないと取れないのは間違いない。(先発ローテに)ちょっと手を加えれば十分入れる。

 ▼広島・苑田聡彦スカウト統括部長 カットボールは右打者は本当に打ちづらいだろう。直球と同じ軌道でぐっと入ってくる。

 ▼中日・中田宗男スカウト部長 バランスにリズム全てが良かった。文句なし。

 ▼ヤクルト・小川淳司SD あんな良い投球を初めて見た。これを続けてくれれば1位候補になる。

150キロ超の速球が「捉えられることがあった」との経験を踏まえた。東京地区予選で会得した、カットボールを織り交ぜる投球スタイルを本戦でも披露。国内プロ全球団のスカウトが視察し、ヤクルト・小川SDは「確定の判はないが1位(指名)でないと、とれない投手」と評価した。

和田SAも視察した阪神は、担当の平塚スカウトが「ベストピッチ。制球がよくなった。力感はないのに力がある」と絶賛。西武・鈴木球団本部長は「1位でいかないと取れないのは間違いない」とうなった。

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