富士大で最速148キロの速球を投げ、今年春にリーグ戦4勝を挙げた村上英投手が、新日鐵住金かずさマジック入りすることが分かった。
3年後にドラフト1位で
村上英投手は182cmの右腕投手で、最速148キロの速球を投げ、今年春は4勝、防御率0.64を記録してチームの優勝に貢献し、MVPに輝いた。また秋も2勝を挙げ、富士大のリーグ10連覇に貢献した。
その村上投手にはプロも注目したものの、夏頃から社会人入りを検討しており、都市対抗も観戦していた。そして、栃木県出身の先輩で元プロの渡辺俊介選手に「一緒にやろう」と、自らがコーチ兼投手としてプレーする新日鐵住金かずさマジックに誘われ、入団することを決めた。「市民球団として応援の温かみを感じるし、野球教室など地域貢献活動も充実。プレー以外にも大切なことを学べる」と選んだ理由を話した。
進路を決めた村上投手は、「都市対抗で優勝し、大学で果たせなかった日本一になる。3年を視野に、ドラフト1位でプロに行きたい」と話し、都市対抗優勝という目標とともに、大学生卒選手は2年後にドラフト指名解禁となるが、3年を視野にドラフト1位指名される投手になるという目標を掲げた。
富士大からは今年、鈴木翔天投手(東北楽天ドラフト8位)、佐藤龍世選手(埼玉西武ドラフト7位)がプロ入りし、「野球を続ける同期たちに負けたくない。追いつき追い越す」と話す。また、先輩でも、多和田投手、小野投手などがプロ入りしており、同じ舞台を目指して社会人野球で自分を磨く。
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