全米の大学野球の頂点を決めるカレッジ・ワールドシリーズがネブラスカ州オマハで行われ、ジョージア大の石川ケニー選手がテキサス大戦に「5番・左翼」で先発出場した。日本選手として初めて同大会に進出した石川選手は、6回に貴重な安打を放つなど3打数1安打でチームの2対0の勝利に貢献。昨秋のNPBドラフトでオリックスから6位指名を受けた二刀流が、全米最高峰の舞台で躍動した。
緊迫の投手戦で貴重な左前打、チームの決勝進出へ繋ぐ執念の1安打
テキサス大との一戦は、両チームの投手陣が安定して緊迫した展開となった。その中でジョージア大の5番打者を打つ石川ケニー選手が6回の第3打席に鋭い打球で左前打を放ち、好調な打撃を披露。試合後、石川選手は、「苦しい展開になりましたけど、なんとか勝ち切ることができました」(スポーツニッポン)と話し、接戦を制した安堵の表情を見せた。
石川選手は今季のシーズン通算で打率.347、3本塁打と安定した打撃を継続。さらに、このカレッジ・ワールドシリーズでもチームトップとなる打率.500(10打数5安打)と、大舞台での強さを遺憾なく発揮している。自身の成績については、「あまり気にしていない」(スポーツニッポン)としつつ、「球自体はけっこう見えている。日本人初ですし、本当にこのオマハでの全米大会を楽しむだけだなと思います」(スポーツニッポン)と、歴史的な舞台に笑顔を覗かせた。
次は強豪・オクラホマ大、連勝での決勝進出を信じて仲間とともに挑む
ジョージア大は、この日の勝利で決勝進出への望みを繋いだ。しかし、その先に向かうためには、次戦から大きな壁を乗り越えなければならない。対戦相手は、大会初戦となる15日に一度は敗れている強豪のオクラホマ大。決勝へ進むためには、オクラホマ大を相手に2連勝することが絶対条件となる厳しいロードが待ち構えている。
強固な打力を誇りながらも、直近の2試合では合計5得点と本来の爆発力を欠いているジョージア大打線、石川選手は「打線はいつか起きると思う。それを信じて、仲間を信じてやっていきたい」(スポーツニッポン)と話す。投打の二刀流として注目を浴び、オリックスから指名を受けながらもアメリカの地で磨きをかける逸材が、歴史的な全米制覇への階段を懸命に上ろうとしている。そしてその先に、MLBのドラフト会議があり、7月末の期限までにオリックスとの入団交渉が行われる予定だ。
【石川 ケニー】 プロフィール
- 氏名:石川ケニー(いしかわ・けにー)
- 所属:ジョージア大学(3年)
- 出身:アメリカ・ハワイ州(小学2年時に日本に移住。明秀日立高校 - 亜細亜大学中退 - シアトル大学 - ジョージア大学)
- ポジション:外野手・投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:180cm、85kg
- 主な特徴や実績:ハワイで生まれ小学2年時より日本で生活。明秀日立高では甲子園に出場。亜大を中退後にシアトル大へ編入し、二刀流として急成長した。最速154キロを誇る強力な左腕であり、高いミート力を兼ね備えるスラッガー。2025年秋のNPBドラフトにおいてオリックスから6位指名を受けた。2026年からは大学野球最高峰リーグであるSEC所属のジョージア大へ編入し、日本選手として初のカレッジ・ワールドシリーズに進出。チームトップの打率5割をマークして快進撃を牽引する、日米注目の世界的二刀流プロスペクト。








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