東京ヤクルト、ドラフト1位の奥川恭伸投手が仮契約、5年目までの出来高払いも

東京ヤクルトドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

東京ヤクルトは、ドラフト1位で指名した星稜・奥川恭伸投手と、契約金1億円+出来高5000万円、年俸1600万円の満額で仮契約を交わした。契約には、5年目までの出来高払いも設定された模様。

新人に異例のインセンティブ

東京ヤクルトでは、2007年の由規投手以来となる新人の満額契約となった。つまりそれ以降は、山田哲人選手や村上宗隆選手なども1位指名の抽選を外しての指名で満額ではなく、ドラフト1位でで一番に評価した選手を獲得してこれなかったという事になる。

それだけに奥川投手の獲得は格別だ。高校生では珍しい出来高5000万円のついた満額契約となった他に、2024年までの5年間での、インセンティブも設定されたという。登板数、勝利数、またはタイトル獲得などによって年俸に出来高として加算される。橿渕スカウトグループデスクは「球団では異例」と話す、実績を残した選手でも珍しいという複数年のインセンティブ契約となった。

新人の契約は満額が決められている。この複数年のインセンティブの提示は、アマチュア選手の逆指名を得るための裏金に繋がらないかと、かつてのドラフト会議であれば問題になったかもしれないが、今はかなりクリーンになってきたので問題ないのだろう。

将来はメジャー

最速154キロの速球にすべて変化球の切れが良く、制球も文句なし。U18代表のカナダ戦で見せた投球が奥川投手を物語る。ケガが無ければ開幕からローテーションに入るのは間違いないと言ってもいいだろう。最初の内は5回前後での登板が続くかもしれないが、ペースを掴めば7回くらいまでをしっかり投げてくれそうだ。それでもまだ体力の問題もある。1年間通して投げるというのは相当の体力が必要だ。それでも奥川投手は「1軍で安定して2桁勝利を挙げられるような投手になりたい。評価していただいてうれしいが、責任がある」と話し、しっかりと自覚をしている。

また将来のメジャーへの挑戦について聞かれると、「まだそこまで考えられない」と話したものの「目標の一つとしてやっていければ。挑戦したい気持ちはある」と話した。しかし、この夏はU18代表でチームを決勝へは導けなかった。奥川投手は「U18では思うような結果を残せなかった。代表のトップチームに入って活躍できるような投手になりたい」と話し、まずは日本代表入りを目指す。共に戦った佐々木朗希投手にも「ずっと追いかけていきたい存在。球速もそうだが、凄いと思った選手の一人。投げ勝ちたいという思いが強い」と話した。

背番号11を付ける。荒木大輔投手や由規投手の甲子園のスターが付けた番号だが、この背番号で神宮のマウンドで投げる投手がいるのはやはり格別な思いがある。今年の夏の主役は間違いなく奥川投手だった。神宮のマウンドに11が躍動するのを心待ちにしている。

東京ヤクルトスワローズのドラフト指名予想

最速154キロ右腕への期待は、異例の契約内容に表れた。出来高払いは来季だけでなく、プロ5年目の24年まで設定された。1年目の5000万円以外の詳細は明かされなかったが、一般的に登板数や勝利数、タイトル料などが項目にある。

 複数年にわたるインセンティブ契約は、実績を残した選手に適用されるケースが多い。奥川のような新人では珍しく「球団では異例」と橿渕(かしぶち)スカウトグループデスク。単年だけのものではなく5年間、有効な項目があるという。

さらに「U18では思うような結果を残せなかった。代表のトップチームに入って活躍できるような投手になりたい」と言い切った。プレミア12で優勝した侍ジャパンの戦いもテレビ観戦。再び日の丸を背負い、世界で戦う自身を思い描く。獲りたいタイトルについても「投手として評価されるのは沢村賞。目標は高い方が良い」と話した。

最大の目標として「まだそんなレベルではないですが、試合に出て(将来的に)メジャーも目標の1つにできれば高いモチベーションを保ちながらできると思う。挑戦したいという気持ちはあります」と明かした。

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