青山学院大の吉田正尚選手が今季第1号を放った。東都リーグ2部の東洋大戦で、エースでドラフト候補の原樹理投手から放ち、1-0で勝利した。
今季第1号
吉田正尚選手は春の東都2部リーグ戦で、打率.389に3本塁打を記録している。その後、侍ジャパン大学代表で活躍を見せ、ドラフト1位候補として注目されるようになったが、今季は、第2節の立正大戦で13打数1安打とやや苦しんでいた。それでも9月19日の東農大戦で2本の2ベースヒットなど4打数3安打3打点を記録し、調子を取り戻していた。
この日は東洋大と対戦、春の2部リーグで8勝を挙げてドラフト候補として注目されている原樹理投手との対戦となった。チームはわずか2安打に抑えられたものの、1回に吉田選手がライトスタンドにホームランを放った。結局この1点が決勝となり1-0で東洋大に勝利、価値あるホームランとなった。
「勝ちにつながる打撃ができて良かった」と話した吉田正尚選手、打率も.292まで上げてきている。
また青学大は3年生の近藤卓也投手が東洋大を3安打6奪三振完封、秋田商出身で成田翔投手の先輩、184cmから143km/hの速球を投げる投手として注目されていた。来年に向けてこちらも楽しみ。
6球団15人スカウト視察
この日は6球団15人のスカウトが視察をし、横浜DeNAは高田GMが訪れた。高田GMは「今年の中ではトップクラス」と高い評価を示した。小柄だが木製バットと体全体振り切ることができる吉田選手には、今年の外野手候補ではオコエ瑠偉選手、高山俊選手とともにドラフト1位で指名される可能性が高い。
来年はどの球団のユニフォームを着てプレーするか、また何番を打っているのか、今から期待している。
同じくドラフト候補右腕の相手先発・原からの今季1号に「勝ちにつながる打撃ができて良かった」と喜んだ。既にプロ志望届を提出済みで、この日は6球団15人のスカウトが視察。DeNA・高田繁GMは「今年の中ではトップクラス」とあらためて高評価していた。
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