東洋大が練習納め、岩崎峻典投手・一條力真投手は来年プロ入り目標に

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秋の東都リーグ入れ替え戦で来春は2部リーグで戦う事になる東洋大、12月28日に練習を納め、プロ注目の岩崎峻典投手と一條力真投手が来年の抱負を語った。

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2部降格から

秋の1部2部入れ替え戦で2部1位の東洋大は、1部6位の駒澤大と4戦目までもつれ込む激闘を戦った。4戦目は延長10回タイブレークで東洋大が1点を勝ち越したものの、その裏に一條力真投手が2者連続三振で2アウトとしながらも、センター前ヒットの後に外野手、捕手のエラーが立て続けにでて2点を失い逆転サヨナラ負けを喫した。

大きなプレーだった。2者連続三振でランナーを1,2塁に釘付けにし、2アウトからセンター前ヒットを許す。落ち着いてプレーすれば、2アウト満塁でとどまるあたりだったが、センターがファンブルし3塁に進んでいた2塁ランナーがホームに還った。

そしてエラーが続く。センターがバックホームした送球はゆるいバウンドとなったものの、1塁ランナーは3塁にとどまっていたが、そこで捕手が球を後ろに逸らし、投手がカバーに入っておらず、三塁ランナーもホームインした。

エラーももちろんだが、カバーリングを怠った一條投手は、「ベースカバーもそうですし、当たり前のことをちゃんとやる。なにが起こるかわからない。勉強になりました」と話す。そして、今年1年間を「すごくいろいろあったなと。1部に上がってまた2部まで落ちてっていう1年でした」と振り返った。

来春は今年と同じく2部リーグからのスタートとなる。春に1部昇格に導いた大エースの細野晴希投手(北海道日本ハムドラフト1位)が抜けるが、「先発が1枠空く。でも先発に対してそんなに執着してないので、前と同じ感じで。投げろって言われたら投げます」と先発にこだわらずリリーフでの登板もするとしたが、同じく3年生の岩崎峻典投手について「今年1部でも先発して、結構頑張っているんで、自分も頑張らないとなって」と話し、ライバルと切磋琢磨しながらまずは1部昇格を目指す。

その岩崎投手は今年秋に1部リーグで、細野投手に次ぐ先発2番手として登板し、2勝2敗、防御率1.82の成績を納めた。東都リーグは青山学院大の常広羽也斗投手、下村海翔投手、中央大の西舘勇陽投手と石田裕太郎投手と、各大学ともに2番手までもドラフト会議で指名される選手がそろっていたが、青学大戦では1戦目に先発し常広投手と、中大戦では2戦目で先発し石田投手と投げあった。プロ注目投手との投げ合いとなり、「楽しかった気持ちが結構勝ってるかもしれないです」と話す。

駒澤大との入れ替え戦では1回戦に先発し、9回途中までノーヒット投球を見せた。しかし、9回2アウトで降板となり、その反省から「最後に球威が落ちて捉えられた。1カード、1人で2勝する体力づくりを一番重点的にやってますね」と話す。そして、「春には1部上がりたいですね。みんなで。そのために28日まで練習してるんで。別に苦じゃないですけどね」と来春の1部リーグ昇格を誓った。

プロ入り

その岩崎投手は「プロに行きます」と話し、プロ志望を表明した。一條投手はこの日にプロに関する発言はなかったものの、高校時代にドラフト上位候補と注目されたが、プロ入りすることを目標に大学進学をしており、目指すゴールは変わっていないと思う。

リリーフで登板をしている一條投手も、できれば先発でどのくらい投げられるかを見てみたい。スケール的には大学生投手の中でトップクラスと思うが、入れ替え戦でのカバーリングミスは印象が大きく、厳しい目で見られることになる。また、プロ入りを目指すのであれば、今後、その思いを強く表して、プレーでもその姿を見せてほしいと思う。

また、岩崎投手はドラフト指名の可能性が高いところまで成長をしている。できれば松山で行われた侍ジャパン大学代表強化合宿に参加したかった所だろうが、春に活躍して来年6月の合宿には参加してほしい。2部で優勝をしていれば、入れ替え戦を控えた調整に大変だと思うが、今年、細野投手は紅白戦で2回1安打4奪三振無失点の素晴らしい投球を見せていた。プロ入りを目指すならこの日程をこなして、合宿の紅白戦で圧倒的な投球を見せたい。

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