東海大・菅野智之投手が巨人以外ならばアメリカ行きという方針を示したことについて、菅野投手を指名候補にリストアップしている東北楽天の星野監督が苦言を呈した。
星野監督は菅野投手について「能力は群を抜いて高い」と話し、高く評価をしている。しかし、アメリカ行きを話したことについて「行くならそんなことわざわざ言わないで、行けばいいだろう。何で言うんだ」と話し、またドラフトの制度についても「完全ウェーバー制にすればいい、それでFA権獲得までの期間を短くすればいい」と話した。
東北楽天はドラフト指名候補に菅野智之投手も残していると見られるが、花巻東・大谷翔平投手や大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、亜大・東浜巨投手もリストアップしていると見られ、地元の星、大谷翔平投手の国内か海外かの決断を見届けた後でドラフト1位候補を絞ると見られる。
25日のドラフトで1位指名候補に挙げている東海大・菅野について、楽天・星野監督はこの日「能力は群を抜いて高い」とあらためて評価した。 前日に菅野サイドが、巨人以外の球団が交渉権を得た場合には渡米する可能性を示唆したことについては「(下位球団から順に指名する)完全ウエーバー制にすれば、こういう問題は起こらない」との持論を語った。現時点で球団は菅野を指名リストに残している。
「もうドラフトだなあ」と、穏やかに語っていた闘将の顔が険しくなった。ことの発端は、巨人とみられる意中球団以外が菅野の交渉権を得た場合「アメリカに行くでしょう。日本にはいないと思う」と話した東海大・横井監督の発言だ。
「何でそういうこと言うのかな?そんなこと言わずに、そうなったら勝手にアメリカに行けばいいだろ」。菅野にはこれまで日本ハム、DeNAと興味を示してきた上に「ウチだってわかんないぞ?」と、当然楽天もチェックは行っている。他球団への警告としか受け取れない行動に、我慢できなかった。
○…楽天・星野監督が完全ウエーバー制へのドラフト改革を改めて訴えた。東海大・横井監督が菅野に関し、巨人以外が交渉権を獲得した場合、渡米する可能性を示唆したことを受け、指揮官は右腕を「能力は一番」と評価。その上で「毎年同じ問題が起こる。完全ウエーバー制にすればいいんや。それでFA権獲得までの期間を短くすればいい」と従来の主張を強調した。
コメント
星野監督の「完全ウエーバー制」と「FA短縮」、みなさんどう思われますか?
巨人ファンの私でも「FA短縮」には反対です。
まだまだ日本のファンには受け入れられないでしょう。
だから微妙ですけど「現行ドラフト」なんです。
日本一球団からの提案ならともかく、下位球団から弱者救済の「完全ウエーバー制」が出て来るとは残念です。
サッカーとは違い「資金的余裕含め球団強化する能力が無ければ球団売却して下さい」と言うのが現在の流れです。