大阪桐蔭・藤井健平選手が２打席連続ホームラン、今大会４本塁打のドラフト候補外野手

　大阪桐蔭の藤井健平選手が、春季高校野球大阪大会４回戦で早くも今大会４号となるホームランを放った。

抜群の身体能力

　藤井健平選手は172cmと体はそれほど大きくないものの、遠投110mの肩や足もあり、高い瞬発力を持った外野手としてドラフト候補として注目されている。センバツでは５番や３番を打ち、１回戦で３ベースヒットなど３打数２安打を記録したものの、その後の３試合では死球などを受けて調子が上がらずノーヒットに終わっていた。

　今大会は２回戦、３回戦で２試合連続のホームランを放つと、この日の４回戦・交野戦では、２打席連続でホームランを放ち、３試合４本塁打を記録した。センバツ後に「構えた時は力を抜いて、インパクトの瞬間にすべての力を込めるようにしている」と打撃フォームを変え、それが結果にすぐにあらわれた。

　大阪桐蔭からは今年は、青柳昴樹選手、福田光輝選手がドラフト候補に挙がっている。昨年は香月一也選手が千葉ロッテに５位で指名され、一昨年は森友哉選手がドラフト１位で埼玉西武に入り、既に打撃では主軸クラスの結果を残している。ただしプロから高い評価を注目された選手が積極的にプロにいくわけでもなく、昨年の峯本匠選手や一昨年の笠松悠哉選手は立教大へ、一昨年の水谷友生也選手は法政大、その前の水本弦選手は亜細亜大と大学への進学も多い。

　青柳選手、福田選手、そして藤井選手が、今年はどういう進路を選択するか、この春の大会が終わったら決断の時期となる。

大阪桐蔭高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

2015年度-高校生外野手のドラフト候補リスト

ドラフト候補の大阪桐蔭・藤井が２打席連続本塁打を含む３安打５打点の大暴れ。これで２回戦から３試合連続で計４本のアーチを放っており「しっかりたたけた」と充実の表情。