中京大中京・高橋宏斗投手が延長10回11奪三振、スカウト絶賛まとめ

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中京大中京の高橋宏斗投手が、最速153キロ、35球が150キロ越えという異次元の投球を見せた。

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9回に153キロ

この日は初回から150キロ前後のストレートで力を見せる。得意の変化球も織り交ぜながら3回まで、智弁学園打線を無失点に抑えた。

4回、急に制球が乱れ、3つの四死球に2本のヒットで3点を奪われて同点に追いつかれたが、セットポジション時のグラブの位置を上げ、試合の中で投球を修正すると、5回以降は再び無失点に抑えた。

圧巻は9回、2アウト1塁の場面で力を込めて投げた外角のストレートがこの日最速の153キロを記録した。タイブレークとなった10回も力のあるストレートで無失点に抑え、チームのサヨナラ勝利に貢献した。

スカウト評価

スカウトから絶賛の声が挙がっている。

オリックス・牧田勝吾編成副部長:「こうすればスピードが出るという方法が分かっている。昨秋に評価したように1位は変わらない。9回に153キロ投げるエンジンの大きさ、すべてに関してすごさを見せてもらった。ホレました。この暑さの中、エースとして大事なものを見せてくれた。彼が志望届を出すか出さないかで、戦術・戦略が変わってくる」

東京ヤクルト・伊東編成部長:「練習が十分できていない状況で150キロ以上出て、制球も安定している。進学なのかプロ志望届を出すのか、はっきりわかっていませんが、出せば、12人の一人」

横浜DeNA・進藤編成部部長:「スピード通りのボールの強さがある。1試合持続できるのが素晴らしい。」

横浜DeNA・河原隆一スカウティングディレクター:「139球目で、この日最速153キロを出せるからだの強さを感じた。安定して150キロ台が出るのがすごい。何回見に行っても球速が出ている。今がこれで、この後が測り知れない投手」

中日・山本将道チーフスカウト:「投げるスタミナもあるし、真っすぐが低めに決まって、落ちる変化球もいいところでコントロールが決まっていた。直球を狙われていると分かったら、変化球から入って空振りを取ることも出来るクレバーなピッチャー。4回は投げ急いでいたが、それ以外は完璧だった。右打者の膝もとに出し入れができている。九、十回で150キロ出している。プロ志望なら、1位候補の何人かに間違いなく入ってくる。1位入札になるでしょう」

北海道日本ハム・山田正雄スカウト顧問:「届を出したら入札するくらいの力を持っている」

千葉ロッテ・永野スカウト部長:「ストレートは間違いなくトップレベル。スタミナが豊富でスピードがあってたくましい。対戦相手から投球のテクニックや球種を学んだりしていくが、今年はまだ2カ月しか試合ができていない。奥行き、高低が加われば鬼に金棒。まだ伸びしろがあるプロ志望届を出せば1位候補。素材では高校生でナンバーワン」

福岡ソフトバンク・宮田アマスカウトチーフ補佐:「即戦力に近い投手だと思う。基本的にスライダー、フォークがいい。体力などもすべてが即戦力レベル。」

東北楽天・愛敬アマチュアスカウトグループマネージャー:「大学、社会人含めても、トップクラスの馬力。自粛期間は練習も出来ず、暑い中で、球威も落とさず完投した馬力と気力が素晴らしい。変化球の精度が高まれば、1軍でもチームの軸となれる投手。」

巨人・榑松スカウト部次長:「馬力は高校生トップ。ストレートの力は本当に評価できる。12人の中に出る素材だと感じました。」

阪神・畑山統括スカウト:「愛知の独自大会も見ているが真っすぐの強さ、スピード、変化球の精度は高校生でトップレベル。近年の上位の投手と比較しても遜色ないレベル。春からそれほど試合をこなせていない中、終盤でも150キロの球を投げられていた。スタミナ面もしっかりしている」

またカンザスシティ・ロイヤルズの大屋国際スカウトは「スカウト人生の中で松坂大輔、田中将大ら球界を代表する投手の高校時代を見てきた。しかし、直球だけなら中京大中京の高橋君が今まででトップかもしれない。それほどとんでもない球だった。打者の目の前、本塁上で加速して通過する球はアマのものではない。プロの1軍、しかもトップ級の印象だ。」と評価した。

進路は

高橋投手は6月までに進学の方針を示し、慶応大への進学が有力視されている。ただし、春まではプロか進学かを迷っていた時期もあり、また7月に入ってもプロのスカウトが毎試合視察に訪れるなど、プロ志望届を出す可能性もあると思われていた。

この日の試合後に進路について聞かれると、基本的には進学としたものの、「大学でしか学べないことも多いし、プロに行けば大学では学べないこともある。メリット、デメリットを理解して考えていきたい」と話し、「まだ、自分の中でプロ志望届を出す選択肢はあると思う」とプロ野球を志望する可能性もある。

慶応大・堀井監督は心から欲しい投手だとは思うが、1年目からプロでもトップレベルの球を投げた田中将大投手や松坂大輔投手が大学野球に進むようなもので、ちょっとそれは現実的ではない。

プロ野球に進んでさらに成長し、さらに上の世界も見えてくるようになるのではないかと思う。

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プロ志望届を提出するとなれば、争奪戦となることは必至。地元の中日・山本将道スカウトは「出せば、当然1位候補の一人」と断言し、日本ハム・山田正雄スカウト顧問は「届を出したら入札するくらいの力を持っている」と能力にほれ込む。高橋は「大学でしか学べないことも多いし、プロに行けば大学では学べないこともある。メリット、デメリットを理解して考えていきたい」と慎重に決断を下す構えだ。

中日・山本チーフスカウト補佐「右打者の膝もとに出し入れができている。九、十回で150キロ出している。プロ志望届を出せば、1位入札になるでしょう」

ヤクルト・伊東編成部長「(コロナ禍で)練習が十分できていない状況で150キロ以上出て、制球も安定している。進学なのかプロ志望届を出すのか、はっきりわかっていませんが、出せば、(1位の)12人の一人」

ロッテ永野プロ・アマ野球スカウト部長 ストレートは間違いなくトップレベル。対戦相手から投球のテクニックや球種を学んだりしていくが、(コロナの影響で)今年はまだ2カ月しか試合ができていない。奥行き、高低が加われば鬼に金棒。まだ伸びしろがある。

DeNA進藤編成部部長 スピード通りのボールの強さがある。1試合持続できるのが素晴らしい。

オリックス牧田編成部副部長 秋に上位候補と言っていた評価から変わらない。9回に153キロ投げるエンジンの大きさ、すべてに関してすごさを見せてもらった。ホレました。

8回投球前に高橋源一郎監督(40)から状態を問われたが「行きます」と即答。9回2死一塁。自己最速に1キロに迫る、この日最速153キロで三田を見逃し三振にしとめ、両腕を広げて雄たけびを上げた。投じたストレート95球のうち実に35球が150キロ超。最速を計測したのは139球目だった。

スカウト人生の中で松坂大輔、田中将大ら球界を代表する投手の高校時代を見てきた。しかし、直球だけなら中京大中京の高橋君が今まででトップかもしれない。それほどとんでもない球だった。打者の目の前、本塁上で加速して通過する球はアマのものではない。プロの1軍、しかもトップ級の印象だ。

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