夏の高校野球福岡大会では、プロ注目の147キロ右腕・福岡第一の前田明慶投手が登板し、2回をパーフェクトに抑えた。この試合には横浜DeNA、オリックス、千葉ロッテなど5球団のスカウトが視察した。
変化球は2球のみ
久留米学園に6点リードの6回から4番手で登板した前田明慶投手は、この日は最速の144キロのストレートを中心に2回を投げ、5者連続三振を奪うなどパーフェクトに抑えた。
登板した6回は3者三振を奪うと、7回は出力をやや落とし137キロ、140キロのストレートで2者から三振を奪う。22球中変化球は2球のみの投球だったが、「軸をしっかり、バランスよく投げることを意識しています」というフォームから投げられるストレートは2500回転を記録するという質の良い球で、「球速よりキレを重視しています。次へ向けてスタミナを残したかった。7割くらい」と話し、まだ力を温存しての好投だった。
この日は横浜DeNA、オリックス、千葉ロッテなど5球団のスカウトが視察に訪れたが、初戦の香椎工戦でも2回を投げて2奪三振パーフェクトピッチングをしており、その時にも巨人など3球団のスカウトが視察をしていた。
福岡大大濠の柴田獅子投手も素晴らしい投球を見せており、福岡の夏が熱くなってきた。

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