常総学院の154キロ右腕・バルザーブライアン投手がパドレスとマイナー契約

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常総学院で最速154キロの速球を投げるバルザーブライアン投手が、パドレスとマイナー契約を交わした。父はアメリカ人で、アメリカでメジャー入りを目指す。

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プロ志望届提出

バルザーブライアン投手は182cm81kgの選手で、高校2年の秋に投手に転向をすると、3年春に右肘を痛めた間に走り込みやトレーニングを徹底的に行い、また、投球動作の研究などによってフォームを修正すると、復帰2年目となる明豊との練習試合で最速154キロを記録した。

しかし、夏の大会前に再び右肘を痛め、公式戦での登板は1試合にとどまった。プロ志望届を提出し指名を待ったものの名前は呼ばれず、将来を見据えて11月3日にトミー・ジョン手術を行っていた。

それでもそのポテンシャルをメジャーリーグのスカウトから声がかかり、パドレスとマイナー契約を交わした。ブライアン投手は「ビックリしたと同時にうれしかったです。最初は不安もありましたが、ここが勝負。厳しい世界だとは思いますが絶対に成功したい。今はもう自信しかありません」と話した。

父はアメリカで大学まで野球をしており、日本人の母もソフトボールの選手だった。日本で生まれ、5歳でアメリカに移り住んで野球を始めた。そしてテレビで日本の高校野球を見て、日本で高校野球をやることを希望し、小学校4年になる前に帰国した。常総学院に憧れ「ここしか見ていませんでした。やりたいことは絶対に貫くと決めて練習しました」と入学をした。

高校野球では公式戦で1試合の登板だけだったが、MLBと契約をすることができた。現在はリハビリを続けている最中で秋ごろまでは投げられないと思うが、再来年に現在の154キロの速球を超えるような投球を見せて驚かせてほしいと思う。頑張れ。

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