巨人ドラフト1位の155キロ右腕・西舘勇陽投手は、故郷で慣れ親しんだ雪の中から始動

巨人ルーキーニュース

巨人のドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手は、故郷で一面銀世界の岩手県一戸町総合公園で自主トレーを本格始動した。

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クロスカントリーで

西舘勇陽投手は小学校入学前は「スポートで最初にやっていた」と話すクロスカントリーをしており、「全身運動で、タイミングがバラバラだとうまく前に進まない。野球に似たようなところもあり、すごくよかった」と強靭な足腰を作り上げた。

この日は銀世界となった地元・一戸町総合運動公園本格的な自主トレを開始したが、「小さい頃から使わせてもらっている。年の最初にやるのはうってつけ」と話し、室内練習場ではキャッチボールで投球の感覚を確かめると、「開幕1軍。そして一年間けがなく投げきることを目標にしている。焦らずに調整していけたら」とあらためて目標を口にした。

西館投手は2002年3月11日生まれで、9歳の誕生日に東日本大震災を経験した。自身には被害がなかったものの「あの時は自分も小さかったので、怖い思いがあった。沿岸の方々は本当に大変な思いをされていた」と話し、今年元旦に発生した能登半島地震を被災した方に「早く被災された方々が元の生活に戻れるようにと思っています。一生懸命プレーする姿を見て感じてもらえることがあればうれしい」と気持ちを込めた。

巨人は1月13日から新人合同自主トレがスタートする。「不安な部分がやっぱり大きい」と西館投手らしいネガティブ発言を見せたが、これまでもその中で大きな力を発揮し、素晴らしい活躍を見せてきた。西館投手の投球が注目される。

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