１５１キロ左腕・茨城トヨペットの中島悠貴投手に６球団１５人スカウト、巨人が評価

151キロの速球を投げる左腕投手・茨城トヨペットの中島悠貴投手が登板し、6球団15人のスカウトが視察した。

4失点

社会人野球日本選手権の関東予選では、東京ガスと茨城トヨペットが対戦した。

茨城トヨペットは先発の鈴木投手がランナーを出しながらも5回まで1失点と粘りの投球で、0-1の6回からプロ注目の151キロ左腕・中島悠貴投手が登板した。

中島投手は6回を1奪三振で3人で抑えると、7回も1つ四球を与えたものの1奪三振で無失点に抑えた。しかし8回、先頭打者にヒットを許すと、タイムリー2ベースヒットを浴びて1失点、そして9回には4つの四球を与えるなど押し出しで2失点、タイムリーヒットで1失点して降板した。

3回2/3を投げて4安打5四球で4失点という内容で、日本選手権への戦いも終わり、中島投手にとって最後のアピールの機会だったが、良い結果とはならなかった。それでも中島投手は、「最後は荒れてしまいました。真っすぐで押す投球をもっと前面に」と話した。

この日は6球団15人のスカウトが視察をし、巨人の大場スカウトは「高めを振らせる力はあるし、鍛えがいはありそうなタイプ」と評価した。

社会人野球の選手ということで、ドラフト会議では下位での指名があるのではないかと思うが、24歳ということもあり、プロで活躍をするためには来年が勝負となってくる。