白樺学園が北海高校と練習試合を行い、昨年明治神宮大会でも好投を見せた148キロ右腕の片山楽生投手が好投を見せた。この日は巨人など3球団のスカウトが視察した。
142キロ
片山楽生投手は昨年秋の明治神宮大会で、キレの良いストレートを制球良く投げ注目されたが、今年は自粛期間中に体を鍛え、6月12日の紅白戦で148キロを記録するなど成長が伝え聞かれていた。
この日は、その明治神宮大会準決勝以来となる215日ぶりの実戦マウンドに立つと、5回を投げて4安打で2失点をしたものの、ストレートは142キロで無四球で8三振を奪うなど、好投を見せた。
新たに習得したフォークボールも試し、「全球種投げてすべて手応えがあった。直球を狙ったところに投げられれば、簡単には打たれないことも分かった。甲子園で強い相手とやれる。そこに向けてしっかり準備したい」と手応えを見せた。
3回には横の変化球で三者三振を奪った。4回には2失点をしたものの、5回には修正し3人で抑えた。この日は3球団のスカウトが視察に訪れたが、「プロを目指しているので、実戦で見てもらえる機会ができてうれしい」と話した。
視察した巨人の柏田スカウトは「点を取られた後も落ち着いて後続を打ち取れていた。成長を感じた。秋の神宮大会から体も大きくなって、今後が楽しみ」と話す。7月18日からの北海道十勝地区大会、そして出場が決まっている夏の甲子園交流戦でその投球が注目される。
コロナ禍で、昨秋の明治神宮大会準決勝、高崎健康福祉大高崎戦以来215日ぶりの実戦。ブランクに加え、気温も17度と下がった中、初回にこの日最速の142キロをマークすると、3回は横の変化球を生かし、3者連続で空振り三振に切って取った。巨人などプロ3球団のスカウトが視察する中で投げ「プロを目指しているので、実戦で見てもらえる機会ができてうれしい」と喜んだ。
4回に3安打で2失点も、3回までは一人の出塁も許さなかった。最速142キロをマークし、3回の3者連続を含めて8奪三振。打っても4番として5回に勝ち越し打を放ち「自分と相手の駆け引きが楽しかった。野球をできるありがたさを実感した」と笑った。
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