夏の高校野球選手権長崎大会は7月25日、長崎県営球場で決勝が行われ、長崎日大が春の県王者・大崎を延長11回タイブレークの末に7―2で制し、16年ぶり10度目の夏の甲子園出場を決めた。エース右腕・古賀友樹投手(3年)が9回無死までノーヒットノーランと快投。決勝でのノーノーという43年ぶりの大偉業まであと3人に迫る投球だった。また、主砲の川鍋伶恩内野手選手が延長11回に決勝となる特大の3ランホームランを放ち、甲子園出場を決めた。
5回までパーフェクト、決勝ノーノーへあと3人
大崎高校の2年生左腕・山本翔大投手と0―0のハイレベルな投手戦となった試合だが、長崎日大の3年生エース・古賀友樹投手がそれを上回る投球を見せた。5回までは1人の走者も許さないパーフェクト投球。6回に2四死球を与えたものの、無失点で切り抜けた。8回まで一本の安打も許さず、試合を支配した。
1983年夏の決勝では、巨人などで活躍した佐世保工・香田勲男が決勝ノーノーを達成しているが、古賀投手はそれ以来43年ぶりとなる大偉業まで、あと3人と迫っていた。
まさかの9回同点、延長11回に4番のアーチで振り切る
しかし、9回に試合が動いた。先頭に初安打を献上すると、そこからやや動揺があったのか、この回3本の安打を集中され、2点リードをまさかの同点に追いつかれた。あと3人からの失点で、試合は延長タイブレークにもつれ込んだ。10回は2死満塁のピンチを切り抜け、両チーム無得点で11回の攻撃につないだ。
すると11回、長崎日大の主砲のバットが火を吹く。2点を勝ち越して迎えた場面で、4番の川鍋伶恩内野手(3年)が左越えに勝負を決定付ける特大の3ランを放ち、この回一挙5点。「あの場面は打たなければ」(スポーツニッポン)と、エースの熱投に応える一発でチームを勢いづけた。古賀投手はこの試合、157球を投げ11回3安打2失点の力投で、粘る大崎を振り切った。
16年ぶりの聖地、再びの快進撃を目指す
センバツには今春を含め、22、23年とコンスタントに出場してきたが、夏の甲子園出場は実に16年ぶりとなる。今春の選抜では初戦で山梨学院に敗れており、平山清一郎監督は「短い期間でしっかり準備する」と16年ぶりの聖地での勝利を目指す。
16年前の2007年夏は、星稜や京都外大西などの強豪を下し、ベスト4に進出した実績を持つ。古賀投手や川鍋選手を軸とする長崎日大が、再び快進撃を目指す。
【古賀 友樹】 プロフィール
- 所属:長崎日大高校(3年)
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:長崎日大のエース右腕。第108回全国高校野球選手権長崎大会の決勝・大崎戦では、9回無死までノーヒットノーランと快投し、決勝ノーノーの43年ぶりの大偉業まであと3人に迫った。9回に追いつかれ延長タイブレークにもつれ込んだが、157球を投げ11回3安打2失点で完投し、16年ぶりの夏の甲子園出場を呼び込んだ。2季連続の聖地での勝利を目指す。










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