第108回全国高校野球選手権東東京大会は16日、オーエンススタジアム江戸川で4回戦が行われ、第4シードの明大中野高が昨夏8強の堀越高を6―0で下した。先発した最速145キロ右腕・関飛鷹投手(3年)は7回2/3を4安打無失点、先発全員から12個の三振を奪う好投でチームを3年ぶりの5回戦へと導いた。
4回まで無安打、無死満塁も連続三振で本塁を踏ませず
173センチ、65キロの背番号1、関飛鷹投手は、2段モーションから繰り出す力強い直球にスライダー、カーブを交えてテンポよく投げ込み、4回まで堀越高打線に安打を許さなかった。
試練は5点をリードした7回だった。3連打を浴びて無死満塁とされたが、ここで一段と腕が振れた。「球は走っていて、あそこでギアを上げて、三振を狙いました」(スポーツ報知)と振り返った通り、後続を連続三振に仕留めると、最後は遊ゴロに打ち取って本塁を踏ませなかった。結局この日は無四球のまま7回2/3を投げ切り、先発全員から12奪三振。昨夏8強の相手を完全に封じ込めた。
3年生8人のチームで積み上げた登板経験、球速5キロアップ
明大中野高の3年生は関投手を含めてわずか8人。人数の少なさもあり、下級生の頃から外野手を兼任しながらマウンド経験を重ねてきた。下半身の強化と投げ込みが実を結び、昨夏から球速は5キロ上がった。
それでも本人が手応えを口にするのは球速ではない。「何よりコントロールがよくなった」(スポーツ報知)。今夏初登板となったこの日、四球を1つも与えなかったことがその成長を裏付けている。
新指揮官の夏初采配で4回戦の壁を突破
昨秋にOBの佐藤晃平監督(39)が就任し、この日が夏の初采配だった。「いつも試合で投げる前にテーマを聞いていて、きょうの関は『ストライク先行でいきます』と。その通りの落ち着いた投球でした。守りから入るウチの野球スタイルができました」(スポーツ報知)と、エースの投球を評価した。
昨年まで2年続けて敗れていた4回戦の壁を、関投手の右腕が破った。3年ぶりの5回戦進出を果たし、少人数の第4シードがさらに勢いづく。制球力を武器に成長を続ける右腕の夏はまだ続く。
【関 飛鷹】 プロフィール
- 氏名:関飛鷹(せき・ひゅうが)
- 所属:明大中野高校(3年)
- ポジション:投手
- 身長・体重:173cm、65kg
- 主な特徴や実績:2段モーションから最速145キロの直球を投げ込み、スライダーやカーブをテンポよく織り交ぜる右腕。下級生の頃は外野手を兼任しながら登板を重ね、下半身強化と投げ込みで昨夏から球速を5キロアップさせた。本人が最も手応えを語るのは制球力の向上で、第108回全国高校野球選手権東東京大会4回戦の堀越高戦では無四球のまま7回2/3を4安打無失点、先発全員から12奪三振と好投。3年生8人のチームを3年ぶりの5回戦へ導いた背番号1が、さらなる高みを目指す。








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