夏の高校野球選手権東東京大会は7月16日、4回戦が行われ、大森学園高が立正大立正高を7-2で下し、5年ぶりの5回戦進出を決めた。4番に座る大塚孝晃選手(3年)は初回に犠飛で先制点を演出すると、4-2で迎えた8回の守りからは最速144キロを誇る右腕としてマウンドへ。2イニングを1安打無失点、3奪三振と締めくくり、打と投の両輪でチームを勝利に導いた。
初回に犠飛で先制点を挙げ、主砲としての役割を果たす
大森学園高が初回から動いた。無死一、二塁の好機で、DHとして今大会初めてスタメンに名を連ねた福島壱太選手(2年)が左翼へ先制の二塁打を放つ。続く4番の大塚孝晃選手が犠飛を放ち、この回2点を先取した。
4-2で迎えた8回の守り、大森学園高はDHを解除し、右翼の守備に就いていた大塚選手がマウンドへ向かい、そのままリリーフとして登板した。最速144キロの直球を武器に2イニングを投げて3三振を奪い、許した安打は1本のみ。立正大立正高の追い上げを断ち切り、7-2での勝利を締めくくった。
チームは昨秋の都大会初戦で日大三高に2度リードしながら逆転負けを喫している。石黒監督は「投手陣の層の薄さを痛感した」(スポーツ報知)と振り返り、その反省から主砲である大塚選手の二刀流起用を決断した。この日の救援は、その構想が実った一戦となった。
「投げるセンスもある」、起用法にこだわらない二刀流の可能性
石黒監督は大塚選手について「スケールの大きい外野手に育ってほしいけど、投げるセンスもある。リリーフは1つのパターン。先発もできるので、起用法にはこだわらない」(スポーツ報知)と、その両面の資質に期待を寄せた。DHと投手陣の双方に厚みをもたせながら、夏を戦い抜く構えだ。
4番として先制点を演出し、最速144キロの直球で試合を締める。打者としてのスケールと投手としてのセンスを併せ持つ大塚選手が、大森学園高の夏をどこまで押し上げるのか。5年ぶりの5回戦へ進んだチームの中心で、その存在感がさらに問われることになる。
【大塚 孝晃】 プロフィール
- 氏名:大塚孝晃
- 所属:大森学園高校(3年)
- ポジション:外野手
- 主な特徴や実績:大森学園高の4番を打つ主砲でありながら、最速144キロの直球を投げ込む右腕としても起用される二刀流。昨秋の都大会初戦で日大三高に逆転負けを喫し、投手陣の層の薄さを痛感した石黒隼監督の決断により、投手としても腕を振る。第108回全国高校野球選手権東東京大会の4回戦・立正大立正高戦では、4番として初回に犠飛で先制点を挙げると、8回からはDHを解除してリリーフ登板し、2イニングを1安打無失点、3奪三振と好投した。指揮官から「スケールの大きい外野手に育ってほしいけど、投げるセンスもある」と評される逸材が、5年ぶりの5回戦進出を決めたチームをけん引する。









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