巨人、菅野智之投手が年俸7000万円、則本昂大投手を超す

菅野智之

 巨人の先発を1年間投げ抜き、リーグ戦では13勝を挙げながらも新人王を逃した菅野智之投手だが、CSでの完封劇や日本シリーズで田中将大投手に投げ勝つなど、衝撃を与えた1年となった。巨人はそれに答えて1500万円から5500万円アップの7000万円で契約し、日本一の立役者として活躍した東北楽天・則本昂大投手を上回った。

 

上原浩治を超す

 入団2年目の金額では和田毅投手が14勝を挙げて1500万円から8000万円が最高で、16勝を挙げた松坂大輔投手が7000万円となっている。3番目は1年目に20勝を挙げた上原浩治投手が6600万円となり、4番目に先日契約更改した則本昂大投手と田中将大投手の6000万円だった。

 菅野智之投手は新人王を逃したことや、成績でも則本昂大投手を上回らなかった事もあったが、さすがは巨人で金額面でNO1の座に押し上げた。年俸7000万円となり、上原浩治投手を上まわり、松坂大輔投手と並ぶ金額となった。

チームへの貢献

 リーグ戦13勝は内海投手と並びトップタイの成績だった。原沢GMは「球宴出場や日本シリーズの投球も評価しています。投手陣ではトップ」と話した。上原投手は20勝をしたものの優勝を逃したが、菅野投手は優勝に貢献、日本シリーズ等でも抜群の強さを見せた。菅野投手も「最大にして、最高の評価をしてもらいました。1年間、ローテーションを守ったこと、貯金を7つ作ったことを評価してもらいました」と話し、菅野投手が学生時代から心がけてる、「個人の成績よりもチームへの貢献」が実を結んだ形となった。

 菅野投手は最速157km/hの速球を投げる力がありながらも、チームが勝つ投球を心掛けてスライダー、チェンジアップ、カットなど多彩な変化球を投げてきた。シーズンも見ている側からはつまらないと感じる投球だったが、安定した投球を常時続けてきた。

 13勝という数字は、これくらいはできるという数字だった。菅野投手には18勝、20勝もできると思っている。いろいろと研究される2年目に成績を伸ばすことができれば、上原投手を越す本物のエースとなる。今となっては課題を見つけづらいのだが、もっと成長できるポイントを見つけて欲しい。

 恐縮しながら、菅野が会見場に姿を見せた。カメラのフラッシュを浴びて、居住まいを正した。「最大にして、最高の評価をしてもらいました。1年間、ローテーションを守ったこと、貯金を7つ作ったことを評価してもらいました」。新人では99年の上原を抜く球団史上最高額の7000万円でサイン。アップ額も5500万円で球団最高だった。

 シーズンを通じてローテを守った。チームトップタイの13勝に加え、防御率3・12と奪三振155個は、チームトップ。上原は20勝4敗で新人王を獲得したが、チームは2位でV逸していた。菅野はリーグ優勝に貢献し、日本シリーズでも第6戦で7回2失点と好投し、楽天・田中に唯一、土をつけた。原沢球団代表兼GMは「球宴出場や日本シリーズの投球も評価しています。投手陣では(貢献度は)トップ」と説明した。

 大幅アップにも慢心はない。「もう一度、原点であるストレートを磨きたい。投球回数200イニングを目標にやっていきたい」と誓った。「来年からは軸として働いてほしいと言われた。身が引き締まった。僕にとっては投手陣の軸は内海さん。数字だけでなく日頃の練習姿勢、言動からお手本とされるような人間、選手になりたい。自覚を持ってやっていきたい」。10日からはハワイV旅行に出発。「朝走ったり、体を動かします」と現地で始動すると明かした。


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