昨日の試合で6回完全試合を達成した高橋昂也投手が、この日は6回をノーヒットに抑えた。147キロの速球でヒットを許さず、視察したプロスカウトからも注目のパワーピッチャーと評価された。
6回ノーヒット11奪三振
高橋昂也投手はこの日の熊谷商戦も5回まではパーフェクトを継続した。最速147キロの速球を中心に三振を奪っていった。6回先頭打者に四球を許しパーフェクトは途絶えたものの、そのランナーを落ち着いてけん制で刺し、6回0安打11奪三振で無失点に抑えたところで降板した。7回からは2年生の綱脇慧投手が登板し8回コールド9-0で勝利した。
高橋投手は昨日の滑川総合戦で6回コールドながらパーフェクトに抑え、14三振を奪っていた。この日と合わせて2試合12イニングを投げてノーヒット、25奪三振となった。これまでの高橋投手よりも1ランク上のピッチングをしている。高橋投手は「ボールの感覚を忘れないようにしたい」と話した。また岩井監督は「走者を背負ってからどう対応するのか見てみたい」と話していたが「落ち着いて対応できていた」と話した。
プロスカウト高評価
この日は5球団のスカウトが視察に訪れた。横浜DeNAの武居スカウトは「ほぼ真っすぐでの三振。緩急が付けられてコントロールも良い」と話すと、東北楽天の長島スカウト部長も「社会人、大学を含めて、注目のパワー左腕ですよ」と話した。
高橋投手はしなやかな腕の振りから投げるというよりは、強い速球を投げ込んでくるタイプの左腕投手、故障が多くならないかなどの心配も多い投手ではあるが、これだけの力を持った左腕投手は、やはり見逃せない。コントロールも良く、実戦的な投球もできており、高い順位で指名されるかもしれない。
視察した楽天・長島スカウト部長は「社会人、大学を含めて、注目のパワー左腕ですよ」。プロの評価も急上昇している。
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