夏の高校野球甲子園大会では、鳥栖工業の3年で捕手の松延晶音選手と1年で投手の松延響投手の兄弟バッテリーが注目された。
145キロを狙っていた
富山商との対戦で鳥栖工は、6回から1年生の松延響投手が登板し、松延晶音捕手との兄弟バッテリーとなった。立ち上がりは制球が定まらなずに四球を与えたが、次の打者で三振を奪い、兄が二盗を刺して併殺を取ると投球も落ち着いた。
延長タイブレークの12回まで7回を投げたが、9回には自己最速を2キロ更新する144キロを記録、97球を投げて5安打1失点に抑える好投を見せた。「145キロを狙っていたので、あと1キロ足りなかったという気持ちです」と話した。
甲子園ではドラフト候補のチェックのためにスカウトたちが視察を続けているが、松延響投手について巨人の水野スカウト部長は「良かったよ。来年、再来年が楽しみだね」と話し、早くも目をつけていた。
次戦は日大三との対戦となるが、この試合でも好投を見せてゆけば、この1年生世代のトップランナーとして今後注目される存在になるかもしれない。
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響にスカウト熱視線》
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