名城大・岩井俊介投手が１５３キロ、ブルペン投球で直球２７８０回転しプロ注目

侍ジャパン大学代表選考合宿の3日目は紅白戦1試合が行われ、名城大の岩井俊介投手が153キロの速球を投げ、2回2安打2奪三振で無失点の投球を見せた。

脅威の回転数

岩井俊介投手は、広島がドラフト上位候補に名前を挙げるなど、この春に評価を挙げた右腕で、侍ジャパン大学代表の強化合宿や選考合宿にも初めて招集された。

この日は5回から登板をすると、自己最速に1キロにせまる153キロを記録、得意のスライダーも大きく曲がり、2つの三振を奪った。2安打を許したがいずれも内野安打だった。「レベルが高い選手の中で真っすぐが通用したのは自信になった。打者の反応を見てスライダーにしたが、フォークもアピールしたかった」と話す。

この日の前日にブルペンで投球の計測を行うと、ストレートの回転数がプロでもなかなかいない2780回転を記録、本人は「みんながすごいと言うので、すごいのかなと思った」と話すが、メジャーを含めてもトップクラスに匹敵する数値を出した。

侍ジャパン大学代表にも選出され、これから代表合宿、日米大学野球、そしてU18代表との交流試合などが行われるが、岩井投手が注目選手となりそうで、これらの試合でもますます評価が上がっていくかもしれない。

今合宿では大商大の上田大河投手にフォークの投げ方を聞くなど、更に自分の技術を磨く岩井投手、これから更に注目されそうだ。