4連覇を目指す神村学園高(鹿児島)は左腕の松永遥斗投手(2年)が夏の野球選手権鹿児島大会の3回戦で、先発投手が初回に無死一、三塁のピンチとなった所で2番手として登板すると、6回2/3を7安打1失点に抑える好投を見せた。自己最速の140キロを計測した直球と切れのある変化球で7奪三振を奪い、チームの11-3の逆転勝ちを支えて8強進出に貢献した。
初回のピンチで救援登板、自己最速140キロで7奪三振
松永遥斗投手は初回無死一、三塁の場面で2番手としてマウンドに上がった。いきなりボークを取られて1点を失う厳しい立ち上がりとなったが、「そのまま投げてもいいことはない」と気持ちを切り替えた。バックの好守にも助けられ、初回の失点をこの1点で止めた。
その後は自己最速の140キロをマークした直球にスライダーなどの変化球を織り交ぜ、要所を締める投球を見せた。6回2/3を投げて7安打を許しながらも失点は1に抑え、7奪三振と力投した。「3年生を勝たせるためには、下級生の力が必要」というミッションを果たしてみせた。
選抜の悔しさをバネに
松永投手は春のセンバツ大会はメンバー外となり、アルプス席から応援に回った。同級生が甲子園で躍動する姿はうれしくもあったが、それ以上に「悔しい」気持ちが勝った。春の九州大会ではエナジックスポーツ(沖縄)打線に打ち込まれ、2/3回を2失点で降板。「取り組みを変えないと何も変わらない」と危機感を募らせた。
それからは朝の点呼の前にトレーニングを始め、寮のトイレ掃除も日課にした。「今日もしました。しんどいことも続けられるようになったと思います」(スポーツニッポン)と地道な努力を明かした。投手陣はエースの龍頭汰樹投手(3年)に頼りがちな面があった。「龍頭さんだけとずっと言われていた。悔しさはある。試合に投げるチャンスあるので、そこでやるだけ」と闘志をのぞかせた。小田大介監督は「彼に関しては合格点を与えたいけど、まだできると思います」とさらなる成長に期待を寄せた。
兵庫県から鹿児島の神村学園に進学した左腕投手、4連覇を目指すチームの大きなピースとなり、そして来年には注目のサウスポーとなっていそうだ。
【松永 遥斗】 プロフィール
- 氏名: 松永遥斗
- 所属: 神村学園高校(2年)
- 出身: 兵庫県
- ポジション: 投手
- 投打: 左投
- 主な特徴や実績: 兵庫県から名門・神村学園の門を叩いた左腕で、阪神・高橋遥人投手を目標とする。自己最速140キロの直球にスライダーなどの変化球を操る。鹿児島大会3回戦では初回無死一、三塁のピンチで救援登板し、6回2/3を7安打1失点、7奪三振と要所を締める投球を披露した。朝練やトイレ掃除を日課とする地道な努力を重ねており、4連覇を目指すチームの重要なピースとしてさらなる成長が期待される。












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