北海道日本ハムからドラフト4位指名を受けた日大藤沢高校の半田南十(みなと)内野手(18)が10日、神奈川県藤沢市の同校で入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸530万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ。高校通算24本塁打を誇る走攻守三拍子そろった逸材は、同校の大先輩である元中日・山本昌氏(50歳まで現役)のような「息の長い選手」になることを目標に掲げた。
「40歳でショート」大先輩・山本昌氏を超える活躍誓う
仮契約を終え、半田南十選手は「プロ野球選手になると実感できた。しっかり活躍し、愛される選手になりたいです」と、端正な顔立ちで声を弾ませた。走攻守三拍子そろった逸材が目指すのは、母校が誇るレジェンドだ。
日大藤沢高校の特別臨時コーチも務める山本昌氏からは、「細部にこだわって毎日コツコツ練習する大切さ」を説かれてきた。その教えを胸にプロ入りを実現させた半田選手は、「息の長い選手にはなりたい。40歳でショートができるように」と壮大な目標を宣言。「日藤と言えば昌さんなので。日藤と言えば半田と、恩返しできるように」と、大先輩と並び称される存在になることを誓った。
スカウトも「天性のもの」と打撃を絶賛
高校通算24本塁打に加え、抜群のミート力も持ち味。担当の坂本晃一スカウトは「バットのヘッドを使うのが先天的にうまい、非常にヘッドが走る」と、その打撃技術を高く評価している。半田選手もプロでの目標として「首位打者を取ってみたい」と即答した。
大谷翔平の思考法を学び、プロへ
現在は自主練習でプロ入りへ向けた準備を進めつつ、読書で思考も磨いている。最近では「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」を読み込み、日本ハムから世界へ羽ばたいた大先輩の考え方を学んでいる。「自分と向き合う時間を大切にしたい」と、まずは心身ともに万全の状態でプロの世界に飛び込む。
半田 南十 プロフィール
- 氏名:半田 南十(はんだ みなと)
- 所属:日本大学藤沢高校 3年
- 出身:神奈川県横浜市
- ポジション:内野手
- 投打:右投左打
- 身長・体重:176cm・76kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト4位(日本ハム)。契約金3500万円、年俸530万円(推定)。高校通算24本塁打。走攻守三拍子そろった遊撃手。日大藤沢高OBの山本昌氏を目標に掲げる。










コメント