【大学野球】慶大の153キロ右腕・広池浩成投手が3季ぶり白星、6回1安打8奪三振無失点

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東京六大学野球春季リーグでは3季連続5位からの王座奪還を狙う慶應義塾大が東京大に9-0で大勝。開幕から3カード連続で勝ち点を獲得し、単独首位の座をがっちりと守った。この日は、今秋のドラフト候補に挙がる最速153キロ右腕・広池浩成投手(4年=慶應)が先発マウンドに上がると、6イニングをわずか1安打、無四球8奪三振の完璧な内容で、右肘の負傷による長期離脱を乗り越え、2024年秋以来となる待望の白星を挙げた。

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打者18人を片付ける準完全、脱力フォームで掴んだ150キロと8K

広池浩成投手はこの日、4回1死に初安打を許したものの、直後の走者が盗塁死となり、結果的に6イニングで対峙した打者は打者18人のみの「準完全」ピッチング。最速150キロを計測した力強い直球を軸に、キレのあるカーブやスライダーを効果的に織り交ぜ、二塁すら踏ませない圧倒的な支配力を見せた。

広池投手は「やっとチームに勝ちを持っていけてうれしい。もっと投げたかった。今日は力感のないフォームで、140キロの球をコンスタントに投げられました。バッターを刺すというのをすごく意識しました。力感なくスピードを出すこととコマンドがうまくできました。」と、充実した表情で振り返った。昨秋、右肘周辺の筋肉を痛めて登板なしに終わった悔しさが、この日の69球の快投に凝縮されていた。

上田誠コーチとの二人三脚で手にした「球の回転」と「制御力」

今季から加入した名将・上田誠コーチ(68)と、徹底したフォーム改造を行った。開幕カードの立大戦では先発で4失点KO。その屈辱を糧に、この数週間は「原点」に立ち返る練習を繰り返してきた。特に注力したのは、球の握りによる回転数の向上と、お尻から打者へ向かっていく体重移動の意識だ。

「お尻からバッターに進むことで、コントロールをちゃんとつけることを意識しました(日刊スポーツ)。」力任せの投球を卒業し、しなやかな連動から高出力を生み出すスタイルへの転換。堀井哲也監督(62)も「2戦目の先発投手が課題のなか、よく投げてくれた。変化球をしっかり投げ切れたのがよかった(スポーツ報知)」と、修正能力の高さに太鼓判を押した。

父・浩司氏の背中を追って

広池投手には、はっきりと見据えている未来がある。父・浩司氏は広島などで投手として活躍し、現在は西武の編成トップを務めるが、幼い頃、広島の2軍本拠地・由宇練習場で父と一緒にランニングをした思い出が、野球人生の原点だ。父の背中を追い続け、「次のレベルで野球を続けたい(スポーツニッポン)」という想いは揺るぎないものとなっている。

「野球のレベルアップをして、どんどんその選択肢が広がるように。広がった中で、一番自分にとっていい選択をしたい(日刊スポーツ)。」

3季連続5位という低迷から、今春は一転してV争いの先頭を走る慶大。広池投手「計算できる先発」として立ち上がったことは、王座奪還に向けた大きな弾みとなる。そして秋のドラフト会議で「親子二代プロ」の夢を叶えたい。

【広池 浩成】 プロフィール

  • 氏名: 広池浩成(ひろいけ・こうせい)
  • 所属: 慶應義塾大学(4年・副主将)
  • 出身: 東京都(慶應高卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 183cm、85kg
  • 主な特徴や実績: 最速153キロを誇る本格派右腕。父は元プロ野球選手で現西武球団本部長の広池浩司氏。2026年春季リーグ東大戦で6回1安打無失点8奪三振の快投を見せ、3季ぶりの勝利を挙げた。高い修正能力と知性派の投球術が武器の2026年ドラフト候補。
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慶大が東大に連勝し、3つ目の勝ち点を挙げた。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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