ドラフトの契約金上限1億5千万円は1年目に支払う額だけ!現在の制度でも!

ドラフト制度

 読売ジャイアンツが6選手に対し、ドラフト上限額の申し合わせを大幅に上回った金額を支払っていた件で、巨人側から朝日新聞に再度提出された質問状にて、「新人選手の契約については、選手育成の観点から、高卒は5年程度、大卒・社会人は3年程度は契約関係を維持することが球界の共通認識となっており、入団契約の際にも、数年間は契約を維持するという認識のもとに交渉が行われている実態をご承知でしょうか。2007年に新人選手の契約金を上限1億円(出来高を含め1億5000万円)と決めた際も、そうした実態を踏まえた議論が行われており、少なくとも最高標準額については入団初年度に支払う金額が念頭に置かれていたことをご存じでしょうか。」という質問がありました。

 西武の裏金事件が発覚し2007年からはドラフトで指名された選手の契約金を1億5千万円を「上限」として、不正があった場合には罰則を設けることとなったはずですが、実際には1年目に支払う金額が1億5千万円を越えなければ良いという事で、2年目以降に分割して10億円支払うとしても問題ないということだそうです。

 正直言って抜け穴とかそういう問題でなく、バカにしてますね。何年に分割しようが入団時に「数年にわたっていくら支払う」という契約をしているのなら、法的には問題ないかもしれませんが一般的には入団時の契約金でしょう?何のためにドラフト会議をやっているのでしょうか?何のための規定なのでしょう。

 長野久義、沢村拓一、巨人を事実上逆指名して入団した選手がいます。この問題をハッキリさせないのなら、これらの選手もその様な契約をしているのだろうと思われても仕方ないでしょう。そして、菅野智之や今後巨人を希望する選手もそうです。巨人は朝日新聞の記事で選手に迷惑がかかっているとしていますが、自らが選手に迷惑をかけているのを理解してますか?

巨人が再度朝日に質問状/全文 - ニッカンスポーツ・コム:2012/03/24

巨人は24日、朝日新聞が3月15日付朝刊で報じた「巨人、6選手に契約金36億円 球界申し合わせ超過 97~04年、計27億円分」の記事に対し、朝日新聞社に質問状を送った。差出人は桃井恒和社長(65)。全文記事は、ニッカンスポーツ・コムの記事をご覧ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント

  1. 税務署の人や税理士でも、国税に本当に詳しい人と表面的な事務知識に過ぎない人がいますし、実際に巨人を国税が調査したなら、会計上の適正な処理を指導するのは、基本業務じゃないですか。末端の税務調査じゃないですからね。多額の不適切な処理を見過ごせば全体に影響します。

    うちの銀行の職員でも、大きな視点で物事を柔軟に判断出来る人と過去の経験規則でしか判断出来ない人がいますし、問題の本質を理解し判断し、解決出来る人と、そうでない人がいます。

    世の中、新しい価値観で動いているので、古い認識だと誤った判断をしますね。もし税務の職務に深いのに、この問題で会計の計上時期から朝日の記事がおかしいと判断されたなら、本質がわかってないんじゃないですかね。

    調査に入った国税が指摘したんだから、調査の責任者がそのように判断したわけで、貴方が知る常識論を展開しても何の意味もないと思います。また朝日の記事が事実かどうかなんて、今現状虚偽と判明したわけではないので事実かどうかも何の意味もないですね。また開幕前の記事だから、意図的だとかの議論も、全く客観的な見方に欠けていると思います。不正を報道するのに時期なんて関係ないです。朝日がライバルの不正を暴くのは当り前の動き、意図です。税務の職務に深いなら、もっと中立でないと実務に詳しいだけでは、ちょっと世間の常識?ではないでしょうか。

    国税庁は脱税調査なんて認識も狭いなぁ。不適切な処理を見過ごせば他に影響が大きいのは当り前なのに、ここまで説明しても、わからないなら、税務の職務失格ですね。

    巨人の会計上の計上時期なんて、大した問題ではないんです、この記事の本質は、超過額の翌年以降の分割払いが契約金の一部に計上するよう国税が指導した事実であって、その選手が実際受け取ったかどうかも大勢に影響ないんです。問題は、そういう約束で契約をした事実と国税も契約金だと指摘した事実なんです。それを巨人は、規程ではないと反論していて、それも事実、規程ではない。ただそれだけの事です。会計計上時期なんて、全く論点にならない問題です。

    今後の焦点は、過去の事実について、球界がどう対応するかですね。ただスルーするだけなのか、発覚したからには何らかのペナルティを課すのか。少なくとも記事が虚偽でないかぎり、どう対応するかがドラフトに影響するので、そこが注目だと思います。

    また巨人、読売が、本当に朝日を提訴出来るかもチェックポイントです。提訴すれば、ドラフト関係の内部資料を提出させられますが、余程まずい資料の破棄が完了し、他からも情報が漏れない自信がない限り、提訴は大きな賭けになると思いますね。週刊誌を提訴するのとは、ちょっと違う問題だと思いますね。

  2. 私のここでのレスは、特定の方に発信しているわけではありませんのでご留意ください。ここにアクセスされる皆さんを意識しています。
     もし誤解されているようであれば、その方の意見は尊重しますが。

     いろんなご意見を聞かせていただいただけでも大変楽しませていただきました。
     
     自分の状況を言うのは嫌なので直接的表現は避けますが、税務職務に関しては深いです。

  3. 私のコメントの一体どこが偏ってるんでしょう。事実と自分の意見と好き嫌いは明確に区別してますから、読む人は、どの部分が個人的な見解でどの部分が事実でどの部分が感情論なのか区別がつくはずですが。

    私が理解力がないと言いたいのは、私の意見が「計上時期は関係ない」と述べてるだけなのに貴方がよく読まないで繰り返し計上時期云々を理解させようとしているから、私は「私のコメントをよく読んでいない、理解力のないファンだ」と返したわけです。ドラフトサイトのやり取りで、こういうタイプが多いんですよ。実務を知らないのに初歩的な事や自分の経験に拘りを捨てれないのが。

    国税が徴収税が減る指導をするわけがない、なんて、申し訳ないけども、初歩的な認識ですね。

    また朝日の報道が事実かどうか、そんな事を論じても、誰が証明出来るんでしょうか。あくまでも記事の文章を事実とすると、どういう問題か、意見を述べるのは自由ですが、大勢に影響のない会計計上時期なんて記事の示す問題を理解出来ないから出てくる着眼点だと思いますね。

    今どき大きな力なんて、何なんでしょうね、一国の総理でもヘタな事をしたら即刻退任の時代に。何の根拠もなく朝日新聞の社会部の精鋭が読売を攻撃なんてしませんし、当然ライバルがヘタな事をした証拠を得たら攻撃するのは、当り前です。大きな力なんて、一昔前の時代感覚ではないでしょうか。完全に隠し通せる時代ではなくなったから様々な企業の不祥事が表面化していますし、相応の社会的制裁を受ける時代なんですよ。実務者なら、そんな事くらい、わかるはずでしょ。学生など社会と離れた立場ならわからないかもしれませんが。

    読売はね、昔から脱税疑惑など、噂はいっぱいあるんですよ。

    因みに、私アンチ巨人でも何でもなく、元々巨人ファンです、が、ドラフトを追い掛けるうちに特定球団には興味がなくなってます。まあ、読売は大嫌いですけどね。

  4. 私は、ドラフトファンではないのですが、野球は好きです。そしてドラフトファンは、ドラフトに対して色んな理解力があってもいいと思います(反対であろうが賛成であろうが)。

     今回の「ドラフト契約金….」の騒動ですが、いろんな意味で違和感を覚えました(開幕直前、法廷闘争前、….等)。意図された力により報道がなされ、世間が踊らされる。そして、このサイトでこの問題を取り上げられることは大いに結構であり、いろんな意見に対して、少し意地悪ではありましたが反対意見を述べる事により一球団の問題ではなく野球界に存在したであろう悪習ではなかっのかと。

     ファンも多ければ、アンチファンも多い一球団の名前を出せば商売になるであろうとする報道はどうなのか。

     野球が好きなものとしては、マスコミに踊らされて一球団のみが悪いような報道等がされるのではなく、野球界の考え方に対する意見があってもよかったと思うところです(特定球団の好き、嫌いで批判するのではなく)。

     また、物事の考え方に対しては、「唯一絶対」などあり得ないし、一つの報道がされたときに、偏った考えになるのはどうかなと思います。

  5. そんな初歩的な事は、わかった上でコメントしています。私は、メガバンクで長年法人も税務対策も経験しているので、そんなレベル以上に色々想像は出来ます。私は、ドラフトファンは、どうしてこうも理解力がないのかなといつも思います。私の説明の仕方が悪いのか、どうなんでしょうね。会計計上時期なんて、今回の記事に大勢に影響ないと思うと私の意見をコメントしているだけなのに、どうして何度も計上時期の初歩的な国税の考え方、姿勢の話を繰り返すのか、理解不能ですね。申し訳ないけども、分かり切った話です。一度でいいのではないですか。

    今回は、「契約金の一部に計上するよう指導された」その事実が重要です。

    また言っておきますが、こういう多額のお金の動きは巨人の税金の増減だけが指導目的とは限りません。ちょっと考えればわかる話ですけどね。

  6. 横レスですが、未払費用とか未払い金の問題ではなく(未払費用や未払金は費用科目ではなく負債科目で費用を計上する際の相手科目)国税って少しでも多くの税金徴収がしたい。反対に企業は少しでも税金支払いを減らしたい。ですから費用計上の会計期間(例えば01年度なのか02年度なのか)が変わればその会計期間の徴収税金も違うわけです。
    契約書に契約金額1.5億 2年目以降の出来高達成額2億とあった時に契約した01年度に支払手数料という費用科目(この科目が妥当かどうかは別として)で3.5億を費用として計上しまうのと、01年度は契約金額の1.5 02年度以降に出来高の2億を順次費用として計上するのでは各年度の税金額が違います。ですから、費用の計上時期は税務当局にとっては
    大きな関心事項なんです。繰り越し欠損等の特殊事情がなければ、通算すれば企業としては、おおよそ税金の支払時期がちがうだけなんですが。それでも企業は、資金繰り等で毎年の税金支払いを少なくしたいのが常です。

    ですから、費用の計上時期が一括費用計上なのか数会計期間の分割費用計上なのかは税務当局も企業も重要な問題なんです。球団と税務当局の相談はそのへんです。

  7. 訂正します。未払い費用は計上時期に費用計上し、実際に支払った時期に未払い費用を落とすので計上時期の問題がからむわけがありません。契約金の分割払いの契約を未払いに計上しないかどうかは、国税の解釈の問題で、我々が推測しても仕方ない問題だと思います。ただし、未払い金なのか未払い費用なのかは、債務の確定の有無があるので出来高払いなら、未払い費用のはずです。しかし、国税が契約金の一部に費用計上を見直す指導をしたなら未払い金としての計上を指導した可能性があります。これは、出来高とは言えない実際の支払いが確定したような低い条件と国税が判定した可能性があり、債務未確定の未払い費用ではなく、債務確定の未払い金、つまり契約金の一部、つまり実際にも支払いが行われたから、そういう指導となった可能性が高いですね。

    いずれにせよ、素人が推測しても、会計処理なんて、大した問題ではなく、「契約金の一部」として国税が解釈した事が、読売、巨人の「出来高だから活躍しないと支払っていない」との抗弁とは違い契約通り支払いが実行されたんだろうと思いますね。会計処理なんて、細かく論議しても、本来の巨人の契約金超過問題自体が正当化されるわけではないと思いますね。

  8. こういう問題は、素人が推測してもどうなんでしょうね。記事には、「選手に複数年に分割して支払った出来高についても、国税側が契約金の一部に費用計上を見直すよう指導」とあります。だから、球団の費用計上の時期や未払い費用とかの問題じゃないんですよね。分割払いなら、未払い費用計上は当然で、支払い時期に費用で落とすだけで、特にどうこう推測する事ではないでしょ。費用計上の仕方で契約時に約束しているから、契約金の一部として処理するよう指導したわけです。

    根来前コミッショナーが退任時の回顧記事で各球団に決算資料の公開を求めたら一様に拒否されたと述べています。こういう会計処理を公開したくないからかどうかはわかりませんが、透明性に欠けている事は確かです。

    読売、巨人などは、朝日や清武氏に抗議や法廷闘争とお得意の恫喝をしていますが、刑事は難しいのでは。刑事になり検察絡みとなると会計資料など全て提出の必要性が生じる可能性があります。読売、巨人等は国税に追求されたら、まずい材料を沢山抱えているはずで、法廷に虚偽の資料も出せませんから、結局は抗議以上の行動は取れないと予想します。余程誤った報道なら提訴するかもしれませんが。

    ここまでで、今後は巨人も変な動きはやりにくくなったかもしれません。今はそういう事を許さない時代ですからね。

  9.  先ほどの出来高払い金(報道上での分割払い金)に関しての会計処理ですが、先ほどの記述の逆かもしれません。

    出来高払い金の処理として球団は、契約金及び出来高払い金を契約年度の費用として未払金計上しようとした(こうすればその年度の税金は少なくて済む)。この処理に関して税務当局と相談したら契約金だけが契約年度の費用に該当し、出来高払金は、将来の支払いの確実性が不明なので支払年度の費用として会計処理するようにと(この場合契約年度は費用計上が少なくなるので税金が多くなる)。

    どちらにしても、税務当局が問題にしたのは「出来高払い(報道上での分割払い)」ではなく、費用計上のタイミングです。

  10. 国税の指導で「分割されている金額の会計処理」の意味なんですが、これは、おそらく契約書上で、活躍した場合の2年目、3年目出来高払い金額が記載されていたんでしょう、この分の未払金額に関する会計処理をを1年目の費用として計上すべきか否かを税務当局に相談し、税務当局は、出来高払い金額に関しては、支払いの確実性の有無にかかわらず
    1年目に未払金として計上するよう指導したはず。
    従って、税務当局は、出来高払いに関する「分割払い」を問題としたのではなく出来高払い金額に関する費用計上のタイミング(会計期間=この場合は契約年度)を問題としたはずです。

    当然に選手が出来高に見合う活躍が出来ず、出来高支払が無かったら初年度に計上した未払い金額費用は取り消されます。
    この辺の会計処理は、契約書上では、非常に微妙な事項なので後で指摘を受ける前に税務当局と打ち合わせをしたと思いますよ。会社の経理処理ではよくあることです。

  11. 読売や巨人は、抗弁はするでしょう。しっかし、出来高の実際の支払いの有無ではなく約束した時点で、標準額の申し合わせの違反には違いなく、これを問題なしとするのは、おかしな解釈だと思いますね。ちょっと、ちょっと・・の感性、感覚というか頭脳というか。法廷論争なら弁護士が使う理屈、解釈かもしれないですが、報道は情報に基づき事実と判断すれば報道するだけですからね。

    因みに、続報で、国税から分割払いについて是正の指導を受けた報道がありました。これは、国税が調査するくらい多額の疑義があったわけで、分割払いは脱税との解釈もあり得る解釈です。読売は国税の指導を否定していますがね。この件は、法廷で勝とうが負けようが、読売、巨人の信用と人気への影響は実態として大きいと思います。ドラフト候補の選手側も、今後巨人の金銭条件の提示には慎重になる可能性もありますね。

  12. この筆者は相当興奮して書いてますね、質問状(6)を読みましたか。
    出来高払いであり、一定の条件をクリアーしなければ支払われてなかったのでは。筆者の記述では、あたかも契約時に上限額以上の金額が必ず支払われている記述ですが?特定球団だけを批判するのならもう少し冷静な記述をしてほしい。そうでなければ、似非野球ファンにるのでは。

  13. プロ野球が二部制(下部制度)になれば、ドラフト制なんて議論がなくなるのにね。島国根性の保護制度(弱くてもリーグにいられる)なんて早期改善しちゃえばいいのに。ある意味、相撲界に似てる。

  14. 私は、読売や巨人の反論の内容に、ドラフトサイトで不毛な議論の応酬をしているやり取りと同じ類、論法だなと思いましたね。反論すれば、反論する程、笑ってしまいます。

    巨人は、いくら巨大補強をし、逆指名でドラフトしても強くならないと予想します。一つは、戦力分析が下手な事です。杉内、ホールトン、村田の補強をしましたが、これはドラフトの失敗を意味しています。また若手投手に齋藤、笠原、宮國らが成長中なのに我慢出来ずに目先の優勝を追い掛ける。本来、補強すべきは次世代4番、抑え、即戦力左腕、次世代高校生遊撃手でした。編成は後手後手です。菅野ではなく藤岡を狙うべきでしたし、高校生内野手も高橋みたいな素材型でなく横浜が指名した渡邊か桑原を指名しておくべきでした。星と鶴岡が抜けた今年は伏見ら即戦力捕手、あるいは抑えか即戦力左腕の川満、松葉らに行くべき年です。

    とにかく大量補強、きめ細かな編成が出来ていないので、育成も大雑把になっているように思います。ヤクルト、日ハムらの効率的な運営と対照的です。

    巨大戦力イコール魅力的とは限らないのは、最初から勝って当り前の勝ちに面白味がないからです。読売の新聞の売り方は無料サービスです。質の低い読者は無料だけで買います。選手もお金で集めていれば、ハングリーさなしで、質は低下するだけでしょう。

    巨大戦力な割に日本代表が少ないのは下り坂の巨大戦力だからです。

  15. まさしくその通り!ツイッターから来ました。
    私もこの問題がとても大きい問題なのに、誰が流失させたとかに問題が変わっているのがおかしいと思っています。
    日本プロ野球ファン、ドラフトファンをバカにしていると思います。
    ここまで来たら、清武氏も全部ぶちまけてやれば良いと思ってしまいます。
    清武さんの事は大嫌いだけど。
    今後も意見述べて下さい。
    私もこの問題は、呟き続けます。
    そして、やっぱりおかしいものはおかしいとずっと言い続けます。
    そうでないと、ドラフトがもっと面白くないものになりますから!