プロ野球の開幕まで1週間を切った。今年ほどルーキーの活躍が期待される年も少ないのではないかと思うほど、各球団ルーキーが期待されている。
昨年王者・巨人はドラフト1位・菅野 智之投手が東北楽天とのオープン戦に登板し、4回を2安打2奪三振無失点と好投、開幕ローテーション入りを確実にしている。大谷 翔平投手が先日記録した157km/hを大学時代に神宮球場で記録しているが、ストレートの球速で驚かすというよりは、シーズンの勝ち星で納得させる投手となりそうだ。
福岡ソフトバンクのドラフト1位・東浜 巨投手がウエスタンリーグの広島戦で7回2/3を投げて5安打1失点と好投、こちらも開幕ローテーション入りが確実とされている。開幕3戦目の東北楽天戦の登板が濃厚との事。菅野投手同様、勝ち星を積み重ねる投手となるでしょう。
千葉ロッテのドラフト1位・松永 昂大投手は中日とのオープン戦で148km\hのストレートで1回1安打無失点、リリーフとして5試合連続無失点を続けている。こちらも開幕1軍当確、リリーフ左腕として関西国際大学の後輩・益田直也投手と左右のリリーフを任されそうだ。
阪神のドラフト1位・藤浪 晋太郎投手は今日のオリックス戦に先発する。試合前日にも関わらず、「良くなかったから」と83球を投げたとの事。先日の埼玉西武戦で納得いく投球ができず、またライバル・大谷投手が衝撃のデビューをしたことで、力が入っていることだろう。今日の投球でよほどの事が無い限り、開幕ローテーション入りする。
チーム | ドラフト | 選手名 | 出身 | 守備 | 説明 |
北海道日本ハム | 1位 | 大谷翔平 | 花巻東高 | 投手/外野手 | 投手として157km/h記録、打撃では昨日は3打数0安打で2軍調整も |
3位 | 鍵谷陽平 | 中大 | 投手 | オープン戦最終戦で抑えでリリーフし1回2奪三振ノーヒット | |
巨人 | 1位 | 菅野智之 | 東海大卒 | 投手 | 1試合で炎上したものの、その後調子を取り戻しローテ当確 |
埼玉西武 | 3位 | 金子侑司 | 立命館大 | 内野手 | 1番セカンドとして定着、確実な守備と走塁センス |
中日 | |||||
福岡ソフトバンク | 1位 | 東浜巨投手 | 亜細亜大 | 投手 | 流石の投球術を見せ、厳しい争いながらローテ入り確実 |
3位 | 高田知季 | 亜細亜大 | 内野手 | セカンドで素晴らしい守備を見せる | |
6位 | 山中浩史 | Honda熊本 | 投手 | 練習試合、オープン戦で全て好投。抜群のコントロール | |
東京ヤクルト | 2位 | 小川泰弘 | 創価大 | 投手 | ずっと無失点記録を続けていた。安定度抜群 |
4位 | 江村将也 | ワイテック | 投手 | 中継ぎで貴重な役割。 | |
6位 | 谷内亮太 | 國學院大 | 内野手 | 守備や代走などでチャンスを狙う。 | |
東北楽天 | 2位 | 則本昂大 | 三重中京大 | 投手 | スライダーと速球はプロでも通用した。ローテ入り確実 |
広島 | |||||
千葉ロッテ | 1位 | 松永昂大 | 大阪ガス | 投手 | リリーフで5試合無失点、左のリリーフエース |
阪神 | 1位 | 藤浪晋太郎 | 大阪桐蔭 | 投手 | 151km/hストレートはさすが。先発ローテ確実 |
オリックス | 5位 | 森本将太 | BC・福井 | 投手 | リリーフで151km/h記録、フォークボールもあリリーフ任される |
横浜DeNA | 2位 | 三嶋一輝 | 法大 | 投手 | 150km/hストレート一本勝負、リリーフで失敗もあるが1軍で試されそう |
3位 | 井納翔一 | NTT東日本 | 投手 | 140km/h中盤速球に小さく曲がるスプリット、ローテ入り |
巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23)が23日、楽天とのオープン戦(東京D)に先発し、4回2安打無失点と好投。オープン戦最終登板で初バッテリーを組んだ阿部との呼吸も問題なく、開幕2戦目となる30日の広島戦(東京D)のプロ初登板先発に弾みをつけた。チームも10勝3敗3分けとなり、24日の1試合を残し、99年以来14年ぶりにオープン戦の“優勝”を決めた。
菅野は阿部のメッセージを感じ取った。2回、先頭打者の松井との対戦だった。「変化球を投げれば簡単に終わることはできたと思いますが、直球でどこまで勝負できるのか(阿部が)見たかったのだと思います」。サインに従い、8球連続で140キロ前後の直球を投げた。最後は直球と同じ球速のカットボールで中飛に仕留めた。
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