東海大・菅野智之投手の投球に9球団のスカウト!

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菅野智之投手が武蔵大を2安打12奪三振で完封した試合には、1位氏名を公表している巨人のほか、北海道日本ハム、福岡ソフトバンク、中日、阪神、東北楽天、横浜、オリックス、そしてメジャーリーグのメッツ、あわせて9球団が視察に訪れた。

菅野投手について、巨人・長谷川スカウト部課長は「リリースポイントが安定した。たてのカーブもよかったし、前回登板よりも調子はいい」とコメント、また、阪神・菊地東日本統括スカウトは「速球だけでなく、カーブも交えて投球の幅が広がっている」とコメントし、この日の最速は146kmながら110km台のカーブを有効に使い三振を奪っていったピッチングに高い評価をしている。

巨人・原監督の親戚、巨人と強い繋がりの東海大、巨人が昨年から1位指名公表、この条件を乗り越えて菅野投手を指名する球団が出て来るのか、ドラフト当日に注目だ。

  •  - 東海大・菅野予告通りに完封/首都大学 - 日刊スポーツ
  • 巨人がドラフト1位指名を表明している157キロ右腕、東海大・菅野智之投手(4年=東海大相模)が武蔵大を2安打完封し、通算13完封のリーグタイ記録に並んだ。最速146キロながら、カーブを有効的に使って12奪三振。通算34勝はリーグ4位タイ。また、菅野とともに春5完封のリーグ記録を持つ日体大・辻孟彦投手(4年=京都外大西)も帝京大に7安打無失点。通算10度目の完封勝利を挙げた。

     宣言通りの見事な完封劇だった。東海大・菅野は8回から一気にギアチェンジ。武蔵大の打者を3者連続空振り三振に切ると、9回の先頭打者も3球三振。内野ゴロを挟み、最後は外角低め144キロの直球で再び空振り三振に仕留めた。前日22日に「何とか完封して記録にも手がかかるように」と意気込んだ通りの内容で投げ終え、「記録が目の前に迫っていたので、3者凡退でホッとしました」とほほ笑んだ。

     2安打無四球12奪三振。通算13完封は、史上3人目のリーグタイ記録だ。最後の2イニングでボール球はわずか3球。110キロ台のカーブと速球のコンビネーションで自在にカウントを整え、空振りを量産した。「開幕戦は最後にエンジンがかからなかったので、今日は意識しました」。記録到達目前の9回に連打で失点した筑波大戦を反省。この日最速の146キロは8回に計測するなどペース配分も完璧で、3回でKOされた春の雪辱を果たした。

     ネット裏では日米9球団のスカウトが視察。1位指名を表明している巨人長谷川スカウトは「前回よりリリースポイントが安定したね。縦のカーブがすごく良かった」とほれ直した。

     打者をよく見て投げられるようになったのは、7月の日米大学選手権の成果だ。「外国の打者と対戦して、例えば3球連続カーブとか、打者が予測しない球を選ぶことが必要だと思った」。常に上のレベルで通用する投球を模索している。携帯電話の待ち受けには、ともに「ビッグ3」と称される東洋大・藤岡、明大・野村と米国で撮影した3ショットを設定し、モチベーションを維持している。

     今春リーグ戦通算30勝を達成した大田スタジアムで新たな記録を成し遂げた菅野。「他の個人記録と違って、完封は勝利のために狙ってもいい記録。ノーヒットノーランもやってみたい」。快進撃は止まりそうにない。

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